» 2013 » 12月のブログ記事

なんか忙しいです。

仕事が間に合うのか?

いやいや、と、言うより、歳とったんですよ。

昔は除夜の鐘聞きながら、その前の時間は紅白歌合戦もラジオで聞きながら正月用の和菓子を作っていたものですよ。

だけどもうそんなまねはようせんで。

えらいがなぁ。

まぁ、夜なべ出来ても、そのあくる日は能率あがらんで。

だから忙しいと思うのかもしれない。

それでもなんとか正月用の和菓子も作らにゃならん。

で、まず一つ。鶴は千年、の、めでたい鶴。

DSC_0011

こんなデザインの丹頂はいままで作ったことはないのです。

これはまねです。

いや学んだのです。

本を見て「あんたぁ、これええと思わんか?いままでの鶴はちょっと冷たいけど。これかわいいが。」

あいかわらずの本人は自覚してないが厳しい女将のお言葉であります。

作ったが、、、いや、まだ、手がまるくないで。

まだまだ修行が足りんようです。

ま、味はうまいで。

以前に紹介しましたクリスマスの和菓子ですが、そう、店舗補佐たおちゃんが作ったものです。

その和菓子がM保育園でブームなんです。

おそらく保育士さん全員が注文されたんではないかと思えるくらいです。

DSC_0025

いわゆる季節物のヒットした典型です。

保育士さんも今年はちょっと違うクリスマスです。

だって和菓子でクリスマスですよ。

そういえば先日のA町内会の御菓子にもこの「クリスマス菓子」を使いました。

DSC_0009

公民館へ配達しました。

会合で皆さんに配られます。

そうそう、昨日は和菓子教室パート2でした。

これは出来るだけ早くブログへ載せます。

鳥取の今日は雪で真っ白になりました。

もっとも今は(8:00PM)とっくに溶けて雪はありません。

だが風は強いです。冬ですねぇ。

さて先回、村井長頼さんの時世の句を載せましたが、他にも自らを露にたとえた有名人がいました。

秀吉ですが、その時世の句を載せると、

露とおち露と消えにしわが身かな

                  浪花のことも夢のまた夢

でした。もう一度村井長頼さんの句を載せると

惜しみてもかぎりありけり露の身の

                  消えての後はかぜや吹くらん

IMG_4808

秀吉はとんでもない権力、財力、さらに女?、男が願うすべてのものを手に入れたんではないかと思うんですよ。

でも、心は安らかでなかったようです。

厠、すなわちトイレにもすぐに逃げれるように川を引き入れ舟を用意したりとか、けっこう大変だったようです。

その句は、なんとも、むなしさ色が濃く出ています。

そして孤独です。

そして村井長頼さんの句はなんか自負があるんじゃないかと思うんです。

自分はそれなりに役に立ってたぞ、とね。

それは自分をわかってくれる人がいる、と、そう感じてたんではないかと思うんですがねぇ。

そのわかってくれる人は前田利家だったり、お松さんだったりしたのではないでしょうか。

だからお松さんが家康の人質となって江戸へ行くのに対し命をかけて守るために一緒に行ったのではないかと思うんですが、どうでしょう。

DSC_0067

この長頼の息子は長次というんですが、利家の娘と、ただし細川忠興の息子に一度は嫁いだ千世姫と一緒になります。

加賀百万石の二代目利長、三代目利常の義兄弟となるわけです。

そうそう、話は変わりますがこのブログもそうですよ。

このあいだ千回を越えたと載せたら、神戸の妹がコメントを寄せてた。

DSC_0009

「私は千回読んだで。」と書いてた。

そうだよ、そうだよ。

千回も読んでくれるよき人がいるから続けられたんですよ。

私も村井さんのような、「かぜが吹く」と辞世の句を、そのときには残しましょうか。

あと十日ほどで新年を迎えます。

師走でもこの頃になると零細和菓子屋も仕事が詰んできます。

なのに四代目はJC(日本青年会議所)病です。

なもので短くブログです。年賀状も今日四代目が買ってきた。ワシにせぇっていうことか?

なんちゅうヤツじゃ。さらに寿郵便局へ買いに行ったのに、お金払って年賀状を忘れて帰ったとの女将の話。村井豊後守長頼もおこるで。

DSC_0001

皆疲れているのか?

(画像は女将アレンジの店内飾り)

この村井長頼さんは前田利家が信長の下で頑張っていたときからの家来です。

利家とともに戦場を駆けた武将です。

勇敢で、利家の盾となり、前田家の家老ともなります。

利家亡き後、利家の妻、お松さん(芳春院)が徳川の人質になって江戸へ行ったときにはこれについて行ったという律儀な人です。

鼻から顎まで切り傷があり、さらにりっぱな髭を蓄えてたそうです。

DSC_0002

この勇者も亡くなるんです。

1605 年12月6日(新暦)に江戸です。

で、この人の時世の句がいいんです。

はは、ここまで長かった。

DSC_0004

享年63歳です。

で、句。

惜しみてもかぎりありけり露の身の

                   消えての後はかぜや吹くらん

と詠んだのです。

ワシは雅な和歌なんぞわからんが、この村井さんのは無駄が無くてあっさりとして、自然の中に生まれて来た己をしっかり見ているようで、なんか学者というか、ええで、これは。

あ、今また中村彰彦さんの文庫を読んでるんです。

前田利常を書いた本です。

このブログが千回を過ぎて何回目かになります。

少々千回目を楽しみに考えてたんですが、いや、待てよっと、そりゃぁたいしたことないぞと考えたんです。

IMG_4780

まあねぇ、ここまで続くとは思ってやりだしたわけではないんだけどねぇ。

千回だといって騒ぐのも大人気ないしねぇ。

IMG_4800

で、まぁ、もうそろそろ千回を過ぎたと載せてもいいんじゃないかと今日になったんですよ。

IMG_4802

いやぁ、たいした事ありませんて、千回なんてねぇ。

笑っちゃいますよねぇ。千回でどうこういうのって。

いろんな意味で、あははです。

私がどう考えようと、関係無しに時は移ろっていきます。です。

そうそう、今日甥の上役だという人二人が車で来店。

鳥取に出張だとのこと、甥から聞いたからやってきたとの事でした。

甥は認められているんだと思った。

たいしたもんだ。

それに比べりゃ千回なんてちっちゃな事よなぁ。

あははははッ。

カレンダー

2013年12月
« 11月   1月 »
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ご案内