和菓子と餅のことなら鳥取市のホテイ堂へ。謹製御菓子・季節の菓子・御引菓子を紹介します。

礼文島・大湊⑸

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「え?運休?‥‥だって札幌で特急サロベツに乗らないけんのに。」

それにジパング倶楽部で割引の切符を買っているわけで、払い戻しは大丈夫かと、待合室から見えていた小さな緑の窓口へ行って聞いたんです。

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払い戻しは小樽でも札幌でもできるというんで、まずは札幌へ急ぐことにしました。

駅前に青い屋根のバスターミナルがあるという。

すぐに窓口へ行き、聞くと札幌行はあるようですが、なんせ鳥取の人間は知らんし、慌ててるし、一般用の時刻表ではあるが、見やすいように折りたたんでいたその受付の女性が持っていたそれをもらい、もう一度確かめていると、やはり慌てている女将は「610円ですね?」と受付へ聞いてその時停まってたバスの方に歩きかけているんです。まぁ、結果そのバスだったんですがね。高速バスです。頻繁に札幌行は出てました。

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これがバスターミナル。

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このハップニングのおかげというか、札幌の町を見ることが出来ました。

あの時計台も見えたんです。

いやぁ、木造の時計台でした。写真と同じ。

で、札幌駅です。

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まず払い戻しの件で精算所へいくと、稚内までの全額精算は出来るけど小樽から札幌までの払い戻しはここでは出来ないとのこと。

稚内で出来るからとの言葉でした。

これは列車の中でも車掌さんに確かめたんです。出来るという。

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で、北海道の中心駅札幌ですが、まだ列車は動いてない。

だがここまでくれば安心です。

12:30PMの出発が遅れようと乗れるだろうと、まちがいなく稚内に行けるだろうと思えるんです。

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余裕が出来てきて、こんな画像も撮ったんです。

さらに鳥取には売ってないようなグレープジュースも買ったりとか。

結果は5分遅れで出発となりました。

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稚内18:10着、5時間40分の列車の旅です。

この日は移動距離410キロなんです。

待ち合わせも含めると7時間ほどのずっと座り続けの旅です。

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窓外の眺めは水田もあった。牧草地もあった。広いです。

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駅ごとのこの駅名の下にかならずサッポロビールのCMがしてあるんです。

さすがここは北海道です。

キリンやアサヒではないんです。

我々夫婦はサッポロ党ですからちょっとうれしいかな。

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で、北海道の中心にちかい旭川です。

黒い、ブラックのデザイン。

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ここでは自販機もコカ・コーラの赤をまとわず黒だったんです。ひょっとしてどの缶も黒かもしれない‥‥?

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道路の上へ矢印が付いてる。

これって道路の端を示しているようです。

冬の積雪に備えた設備だと思うんです。

実際稚内でも一時停止とかの標識がバスの客の目線の高さほどに設置してありました。

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名寄です。サッポロビールがちゃんと付いている。

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さらに瓦屋根がない。

みんな金属製のものです。想像するにあまりの寒さで瓦が割れるとか?割れぬまでも雪のために動いてしまうとか、そんなんじゃないかと思ったんです。

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畑も広い。日本じゃないみたい。

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観光PRも出来ています。

これって全座席に添付してあって、持ち帰り自由です。結構な費用だと思うんです。

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補強してある雰囲気もなかなかいいです。宗谷本線てな感じがしません?

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「オトイネップ」だで。北海道にしかない音のつながりです。

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白い大きな包み、これは牧草です。

冬に備えるためでしょうか。全部機械でするようです。

この辺りになると畑も目に入らず、ずっと牧草畑が続きます。

北なんですねぇ。

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これは北に来た女将です。

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ところでこの特急サロベツは特急ながら目一杯の警笛を鳴らしスピードをグンと落とします。

これを何度もするんです。

それでもちゃんと時刻は守る。たいしたもんですよ。

これは鹿、エゾ鹿が線路上に現れるからで、鹿に違反切符も切れず、仕方なしに列車のほうが遠慮するわけです。

こんなのって優しくていいじゃないかと思います。

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幌延と書きます。

サッポロビールの付いたほろのべです。

かなり来たんじゃない?てな感じのする宗谷本線の駅です。

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そのうち海が見えた。

ごっつい雲だで。先が心配。

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この南稚内は稚内の一つ手前の駅です。

もうじきだ。

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ホームにこんなのがある。

「最北端」が売りです。

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いやぁ、とりあえず着きましたよ、ここから先は線路がありません。

稚内です。鳥取からだと2,400キロ近くになるのかな。

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ホーム側からみた「最北端」。

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駅舎の中から見た「最北端」。

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でここの最北端のみどりの窓口で小樽、札幌間の払い戻しをしてもらったんです。

で、バス代は二人で1、220円だったんですが、払い戻しはジパング倶楽部で2割引きだったんですが、それでも1,280円だったと思う。

たしか60円得したと思ったから。

バスってのは長距離になると安いです。

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で、宿。

温泉付きで二人で13,000円ほど。素泊まりですが、夜9時にはサービスで醤油ラーメンが付くという、いい宿です。食べなかったですが。

さらに温泉に入ろうとすると扉に番号キーが付いている。

最初フロントで渡された紙片にナンバーが印刷されていて、その数字を入力せねば、扉が開かない。

聞けば無断入浴を防ぐためだとか。

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夜は一度外へ出て食べました。

このホテルはなかなかいいですよ。

きれいだし、温泉付きだし、歯ブラシでもいいのがついていたんです。

結局ここの、歯ブラシを持参でこの旅をつづけました。

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ボールペン一つとってみてもいままでにないいいものが置いてあって、さすがに「もらってもいいか?」とはよう聞かなかったです。

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6軒のホテルを利用しましたが、1番か2番目によいホテルでした。

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稚内の夜は更けて、温泉に入って、ビールを飲んで、そう、血圧測って寝たんです。

仁平さんはここの寝巻です。

これだったら廊下を歩いても浴衣ほどには抵抗がないと思う。

明日は8:00AMより稚内観光です。

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