和菓子と餅のことなら鳥取市のホテイ堂へ。謹製御菓子・季節の菓子・御引菓子を紹介します。

火事

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悪いことというのはたいてい突然です。

19日夜十時半ごろかな。

窓を開けていたら、なんか異常なはじけるような音。

窓から顔をだしてみると、なんと四代目の家が火事。

「あっちの家が火事だ!」と女将に叫びながら外に出たのです。

と、四代目の嫁の貴野さんが飼い犬のラブラドール、「テン」を連れて玄関へやってきていました。

                                    

「電話(119番)をかけてくれ!!」

「掛けました!!」

現場へ行くと火元は隣。隣の二階の窓から黄色い大きな炎が四代目の家へ向かって吐き出されていました。

こら、いかんと車を動かすように告げて火伏神社のところにある給水栓を開ける鉄の道具と、ノズル、

巻いてあるホースを持って給水栓へ走りました。いや、走ったつもり。

                                 

そして厚い鉄の蓋を開けた。

ところが水道管へ直にセットするパイプがない。

もう一度神社のところへとりにいったんですが。もう、走れない。

喉の膜と膜がひっついたようで、足も動かない。

それでものろのろと給水栓の場所へぶら下げてもうすぐだというところへ、サイレンを鳴らし、真ん中へ赤色回転灯を光らせ、両目のヘッドライトをこちらへ向けて消防車がやって来ました。たのもしいですよ。

                             

おう!もうワシの出番ではないわいと、それでもなかなか水がでてくれないその作業にいいらいらしながら、待つのみ。

で、出ましたよ。太い水が 四代目の駐車場から隣の二階の窓めがけてななだれこんでいきます。

ところが、次の、2本目が、援軍がなかなか出ない。

でも、待つ身にはそんなもんなんですよ。

だって、訓練積んだ連中ですもん。早いに決まってる。

                          

で、こちらから水をかけてくれ!などと叫びながら、立ち回っていましたが、それも必要でなくなり、そうだ、カメラだ。パジャマを脱いでズボンだ。と一度店へ帰りました。

そこへ一本の電話。

「NHKですが、火事はどうでしょう?」

「あのなぁ!今も燃えとるだで!ええか!現場に来いや!現場に来ずになにしとっだいや!」

相手は何も言いませんので、こちらから電話を切りました。ごめんなさい。

                                     

そしてまたも火事現場。

これが、隣の前田さん家まで火が移ってる。

裏の嶋さんのほうからもホースから水。

それでも火はおさまらない。

そんななか消防署やら、テレビ、新聞社から第一発見者兼通報者の貴野さんにはいろいろと質問の山です。

これは答える側にはけっこう大変。

女将は怒ったようです。

「ええかげんにしんさい!!!!」

私も四代目の家を見ているうちに若い警官が

「危険ですからさがってください。」と何度も言うのです。

それも目の前に手を広げて。

これはうるさい。

                         

「ワシの家が燃えてしまうかも知れんのに、なんでさがっとれるだいや!!」

「いや、危険ですから、子供も見ていますからさがって下さい。」

「ふむ!」です。

とにかくながかった。

12時過ぎても煙がおさまらない。

けっこう若い刑事さんともなかよくなり、だってかなりの地元事情通ですもんなぁ。ワシ。

                              

あっち行ったり、こっち行ったりと、テープを張って番してるおまわりさんとも無駄話。

そしてたくさんの野次馬、野次馬。

おさまったのが1時半くらい?

だが、今度はこの家へ入らせてくれない。

何度も「もう入ったらいいでしょう?」というにだめなんです。

そしてやっと四代目と入れた。それも後ろに消防署員一人つき。

                       

子供じゃあるまいしになぁ。と思いましたが、まあ、プロのやること。

文句いわずに、そうかいなと一緒に玄関をはいりました。

中は大丈夫でした。

猫はとっくに、助けようとした女将をかぐって外にでたまま。

水もはいっていませんでした。

ただ、ガラスにひびとかはありますよ。(後で知る)

                                

そしていつしか野次馬も消えていましたが、消防者、パトカーはそのまま赤い回転灯です。

無線も大きな音で響きます。

パトカーの若いおまわりさんが「いま、鎮火の無線がはいりました。」との言葉。

ありがとう。でもワシは上司じゃないぞといい気になってみたり。

あほですなぁ。

何時だったのだろう??

                          

家へ帰ったのは?

もういいだろうと帰ったのは?

四代目へなにかあったら携帯を。と言い残しかえりました。

二時くらいだったかもしれない。

四代目夫婦は大変ですよ。

                          

                               

家にはいって寝てもいいという許しが出ない。

えらいことですわぃ。

我々も結局寝たのが4時ごろ。

あわてた三毛猫もなかはまちがえて女将ではなくワシの布団の上で寝ている。

                             

                               

                                  

やっと女将も風呂にはいり寝ることがかないました。

大女将は安定剤を飲んで就寝。

その前は「体が震える。」といっていました。

                          

                                

                                  

寝ようとしても部屋のなかに赤色灯の光が点滅し、さらに無線の音も響きます。

寝れんわい。

結局寝たのが4時くらい。

5時半に目がさめた。

                        

                        

                                

まあでも、死人、けが人はゼロ。

よかった、よかったかな?

                       

                           

                        

                                        

                            

メイさんも5時ごろ帰って来た様だし、めでたいめでたいです。

もっとも、夜が明けたら、今度は保険屋さんとか、建築屋さんとかと打ち合わせです。

そう、仕事にならない。

22日からクラフトin船岡でっせ。

えらいこっちゃ!!!

                     

                       

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