和菓子と餅のことなら鳥取市のホテイ堂へ。謹製御菓子・季節の菓子・御引菓子を紹介します。

肝を冷やす

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盆の送り火は15日の夕方に焚くものです。

ま、忘れることがあって、16日になったこともあるけども。

今月の15日には、まったくきれいに忘れていたんです。

この日、台風7号が豊岡の南40kmにあると言っていたころだろうか、昼前に配達に出たんです。

ついでに買い物もせにゃならんし、と、言った具合でした。

駅前はえらく閑散としているんですよ。

列車通ってないもんねぇ。

ところがキオスクにはけっこう来店客があるとのことで、土産を車で購入に来ていたとのことです。

雨は降っているものの、気圧は980hpくらいだったかな。

車は風で揺れるが恐れるほどではなかった。

次には千代川を渡って、市場の近くの会社へ配達。

ちょうど千代鉄橋の踏切が赤信号で、一時停止。

川は見ると、案の定水が増えている。

だが、まぁ、このくらいは増えるわなぁ。

ずっと降ってるもんなぁ。

で、止まってから、列車がなかなか来ない。

ほんとに来ないんです。

「え、待てよ、列車動いとるんか?なんなんだ?」

雨でいつも見える久松山も見えない。

やって来たのが「スーパーはくと」です。

これがまた、ごっついゆっくりなスピードで、そうか、台風でもあり、昔余部の鉄橋から強風で列車が落ちたのを思い出す。

これって、湖山基地から鳥取駅へと向かう予備線というか、線路の両側に三角の鉄柱がないところを通っているんで、運転手は怖いかもしれない。

この配達、そして、買い物が終わって帰ってくるまではなにもなかった。

後から考えると送り火も、4年ぶりの花火大会も、いや、終戦記念日も頭にはなかった。

なんのことはない、風の音と一緒に雨が降り続いたのです。

線状降水帯が鳥取県に発生。

ニュースではやたら鳥取県が出てくる。

そして、ついにスマホの非常時の注意を喚起する大きな音、鳥取市にほうぼう設置されている大きな防災拡声器、さらには、各家庭にある非常時を知らせるラジオが大きな音で、避難せよと催促をはじめるんですよ。

5時前かな、サイレン迄鳴った。

初めてで、こわいですよ、これは。

何ができるのか?

まず普段使う木型を、砂糖を、小麦粉を、ついでに栗缶を、携帯コンロ、台所にあるカップ麺全部、奥大山の水20リットルを2箱、卵、そうだ、靴を1足ずつ、さらにはせっかくもらった酒2本、と2階まで上げました。

そうだ、懐中電灯の電池も変えにゃ、手もとにある3個に新しい電池を入れた。

あとは大女将をいざとなれば担ぎ上げるだけです。

ここまでで、けっこう息が切れる。

まだ、上げたいものはあるが、やめた。

ワシはやったんだ!限度なんだ。

と、思うことにしたんです。

アイパッドで千代川、袋川のライブカメラを見ながら、不安、不安、不安。

それでも午後の6時頃だったかな、このカメラで映し出された千代橋の濁流が危険水位というのか、一番上の線まで来ていたのが、なんか、わずかに下っているような。

用瀬の橋を映すその画像でも一時より水位がわずかに落ちているように見えたのです。

その橋と濁流の水面のわずかな間は、これを希望の光というのでしょうか、雨よ降るな、もうええから降るなと願うような気持ちです。

これが、千代川が溢れるかどうかは、夜にどれだけ降るかにかかっているな、と、あとは仕方がない、とばかりに風呂につかりました。

食事もして、また、画像を見ると、確かに橋と水面の間が、暗い夜の画像ながら、開いている。

あくる日、16日には水が、あれだけあった川の水が通常近く減っていました。

旧鳥取市は無事でした。

ただ、佐治町は被害が出た模様です。

500ミリをこえていたとのことで、ごっつい雨でした。

この朝に送り火を焚いて、仏はまた遠いところへ帰って行きました。

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