最近はあまり聞きませんが、登山が好きな山男の言葉に、どうして山に登るのかと聞かれ、そこに山があるからだ。と答える。
なんか哲学的です。
山がなかったら登山なんて出来ない。
だから山梨県の人は登山をしない。岡山県は登山だらけ。なんて。
ばかでした。還暦過ぎたじじいのギャグではない。
が、山男と同じ猫がいるのです。じゃじゃ馬猫。
手がかり、足がかりがあればなんでも登りたい。
家中の登れそうなところはみんな爪あとだらけ。
デストロイヤーですゎ。
後先考えずダダダーと登ろうとします。
登れば降りなければなりません。
降りるほうが大変なんです。
なのに登ることばかり考えるのです。
まあ、だから前進、前進と地球に広がっていったのでしょう。
特に人間は。
だが、落ちたりするのです。
もなかも落ちました。
登る時と違い少しおとなしい。
失敗というのは反省の時です。
それ以降、この壁には登らなくなりました。
だがしかし、夜中にじっとしているわけではなく、悪さをしています。
ガンダムの人形の腕やら足が落ちているのはあたりまえ。
台の下から、玉にとったのだろうゆで卵。
中身がかなり干からびて殻とすき間ができています。
こんなのが出てくるのです。
女将のおやつを入れたバスケットからカステラの袋も引っ張り出してかじります。
そして女将に叱られるのです。そんな夜は、女将の部屋ではなく私の部屋へ入ってきて布団の上へ寝るのですが、これが重たい。
なんともはやといった感じです。