一昨日徳島から帰ってきました。
6日の午後徳島は寒かった。そして小さな雪が降っていた。
ところで徳島から鳥取まで4時間で帰れるんです。
ねぇ、早いでなぁ。
だが、今日は徳島の話題ではない。
「おいり」だ。
鳥取県東部の人はみんな知っている。
その他の人はみな知らない。
今年はオリジナル「炒米おいり」と「こめっこおいり」さらに「ぽんおいり」だで。
どれもうまいで。
それぞれに工夫しているんです。
私は手をだしません。もうだめだで。歳だ。
いまや「おいり」作りは私の体にはあいません。
あ、県外の人に説明。
「おいり」は鳥取県東部を中心として、ひな祭りのときに供え、また食べる、そうなぁ、製法は「おこし」だなぁ。
昔「ほしいい」を炒って、飴をからませて、ひな祭りに家庭で作っていたものです。
鳥取市に住んでいる若い人はどこにでも「おいり」があると思ってるんです。
で、都会にでて、ひな祭りになって、はじめて鳥取特有のものだと気がつくのです。
ふるさとのお菓子だわなぁ。
ほんとに素朴な庶民の、駄菓子の部類なんだけど、最近は結構な価格になってるかな。
これは「売れるで!」となったら原料価格が上がりだした。
なんとも、です。
四代目が中心になって作ってるんです。
若いエネルギーのこもった鳥取の和菓子です。
そうそうお雛さんですが、原点を知ってますか。
ちょうど徳島の博物館で雛人形展をやってたんですが、もとは人の厄を川に流す、紙を人型に切って流すんです。
雛流しですよ。
鳥取の用瀬ではさんだわらにかんたんなお雛さんを乗せて流します。
それがもとで、豪勢になってひな壇をつくるようになったわけです。
もっとも現代はひな壇をかざる場所もないからミニ雛もみられるようです。
どれも女の子の幸せを願うものです。
人は願いをかける。祈るんですよ。
周りの人が幸せになれば自分も幸せになれるんです。
おいりが鳥取特有のものだと去年初めて知りました(*´ー`*)