和菓子と餅のことなら鳥取市のホテイ堂へ。謹製御菓子・季節の菓子・御引菓子を紹介します。

一年前は

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そうだで、一年前には今日写真展の最初の日だで。

50年ぶりの展覧会で、後の生活の仕方にもゆとりをもった過ごし方を考えてた。

が、現実は全く違った。

なかなか「予定」というのは、「予定」にならない。

この一年でどんでん返しだで。

この季節として和菓子屋は柏餅、粽をつくらなゃならん。

こういうのは弟子にまかせていたのが、ワシが作らにゃならんようになった。

これがしかし、どうもうまくできん。

作り方は簡単だが、簡単ほど難しいものはない。

これも数十年ぶりになるが、苦労している。

さらには昔々我々夫婦が二人だけで和菓子を作り始めたのは五十年前か?

今、それと同じように仕事をしている。

以前と違うのは、大きく違うのは、若さがない。

生きている限りいつでも青春だといっても、誰が見ても翁と媼だわい。

無理はしないことが合言葉だ。

今日は休みで、女将は高校の時のクラスの同窓会。

で、みなさん後期高齢者だが、15人(いや、多すぎる。聞き間違いだと思う。)亡くなっていたとのことで、そうか、いずれにしても、もうそろそろ、我々の番、 (It’s our turn.)だで。

これまで他人事だったが、団塊の世代の番となってきた。

先日も我々の息子たちが醇風小学校の頃におなじPTAであったKさんの名前を鳥取版のおくやみ欄に見た。

もちろんワシらは死神ではないので、いつろうそくの炎が消えるのかはわからないが、今のワシらには大きな炎のろうそく五年分ほどの長さを足しておいてほしい。

と、まぁ、仕事が当たり前に間に合わない。

カステラの注文も来ていたが、これも30年くらい焼いていない。

ブランデーケーキは70代の手習いで、でも、まぁ、焼けたがなぁ。

やればできるもんだ。

いまのうちは・・・・。 

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