いやはや今日から12月だで。
この月、師走は11月よりもツルリと過ぎてしまうのでしょう。
話はあっという間に過ぎた11月の事。
その初め頃の話です。
電話の呼び出し音が鳴りました。
その時女将は二階の渡り廊下あたりにいたようです。
螺旋階段を下りてきて、電話を取ろうとその近くへ行くと、電話は鳴り終わりました。
「なんだぁ、止まったが。」との言葉。
だが、この時にはかなり痛いはずだったんです。
急いで一階へ降りようと、柱に小指を打ったんです。
まぁ、誰しも経験があるもんで、これは痛い。かなり。
、女その少しあと、女将曰く。
「痛いし、違和感がある。折れてるかもしれない。」
びっくりしましたですよ。
「そうか、店閉めて医者へ行け。運転できんならワシがしてやるけぇ。」
結局得意先の、二番目に電話したU整形外科へ女将自身が行きました。
まぁ、結果は折れていませんでした。
だが、内出血が足の甲へひどく広がっていました。
痛み止めをもらってきてました。
まだ続く。
やはり11月のこと。終わり近くになってからです。
忙しく「因幡のくりまんじゅう」をつくったその夜、夕飯前なんです。
女将が言った。
「あんたぁ、私血圧が204あるわいな。」
びっくりしました。
だいたいが血圧の低い体だったんです。
もう医者は閉まってるし、とにかく、食事の用意はしないようにして、休ませました。
薬は私が飲んでいるものを飲ませて、寝かせたんです。
次の日は、なんと、時々通うM内科は休診で、また私の薬を飲ませて、なるべく休むようにさせたんです。
と、薬が効いたのでしょう、少しづつ血圧も落ちてきました。
その次の日医者へ行きましたが、私と同じ薬をもらってきていました。
血圧も普通に落ちてきてました。
どうやら、それに先立つ仕事が休みの日に。四代目の家、その庭の草取りをしたのが無理になって、夜眠れなかったのが原因のようでした。
ま、しかし、びっくり続きですよ。
今は、そう、今日の朝は血圧110台で、これは低いがな、と思ったり。
びっくりが二度続き、それがためかひらめいたじょうようまんじゅうのデザイン。
女将は「冬の朝」なんて菓名をつけました。
ま、なんだかんだで老齢三銃士、頑張っています。






