寝耳に水、といいますか、Yさんが県外に引っ越すと伝えに来られました。
すぐ近所、娘さんたちも小さなころから弊店とはとてもなじんだ一家ですよ。
娘さんたちも三人の二人まで結婚し、その子供も弊店の前を歩く姿もありました。
Yさんのご主人が亡くなったのちも、それなりに落ち着いた生活のように思ってたんです。
だが、そうではなかったらしい。
誰にもいつ平安な日が、当たり前といえない時が来るかもわからない。
で、引っ越すと伝えに弊店に来られたわけです。
びっくりですよ。
Yさんには以前パートさんとしても手伝ってもらったときもある。イグサのお世話を願ったこともある。
第一鳥取には少ない、寿町にはまずいない美人なんですよ。ペット犬の「リュウ」と散歩する姿は目を引いたものです。
これからは、そんな姿も見ることが出来ない。
娘さんともそうなるのでしょう。
なんとも寂しいものです。
こんな思いもよらない寂しいこともあれば、同じ日に神奈川県に住む女性の方から葉書が届きました。
弊店の「因幡のくりまんじゅう」を食べたらとてもおいしかったとのこと。和菓子をよく知っていると思ってたが、これほどおいしいものは初めてだと、葉書が届いたんです。
これは喜びの葉書です。
なんていえばいいのか、いいことも、そうでないことも、すべてを含めて時は進んでいくようです。
Yさん体には気をつけて、そう、いつものように元気に笑顔で毎日をお過ごしください。