三月の終わりごろになると、毎年の運送屋。
朝、何度か玄関のチャイムが聞こえる。
恒例の女将への誕生日プレゼント到着ですよ。
まず、花だ。
女性ってのは花を喜ぶもんですねぇ。
世の中に花屋があり得るというのは、どう言えばいいのか?食べ物とは違うわけで。
美を求める気持ちかな。
これ、ぬいぐるみ。
犬だで。
ケーキもあったが、早めにもらったので、おおかた食べてしまった。
こんな時思うのだが、女将とワシは同じ年の生まれなんだが、そりゃあもうええ歳で、髪は白くなり、皺は無数。
あぁ、歳は撮りたくない、だが、なんとも、しょうがない。
和菓子を作っていると、一年ごとに同じものを作ったりするわけで、これを繰り返すうちに、和菓子は歳をとらないが、作りては皺が増える。
どうもなぁ。
違いをあげると、今年の桜はいつもより早咲きだ。