世の中に我々夫婦の孫が二人。
この子たちが我々を呼ぶのが、とっとじいちゃん、とっとばあちゃんです。
鳥取のじいちゃんとばあちゃんなわけで、こう呼ばれます。
長男一家が里帰りでした。
息子のヨメは気を使い大変だったでしょう。よく来てくれました。
で、なんというか、孫です。
幸せなことなんですよ。
でも、孫を抱きながら、相手になって喋りながら、なんか、急にじっちゃんになったもので、とまどいがある。
今日鳥取をまた旅立ちましたが、急に静かになりました。
これは、そう、保育園となっていた我が家が老人三人と一匹の猫というもとの静かさになったのです。
落ち着きを取り戻し、喜んでいいのか、さみしいのか。
来年は我々夫婦で行こう。
長男夫婦と孫二人の所へ。
三毛猫「もなか」は犠牲猫でした。
二人の孫ギャングがほっとかない。
「もなか、もなか!にゃん、にゃん!」とせまっていくわけで、静かにいるところがない。
落ち着くところが無い。
追い詰められて、ついに、軽く爪を出した。
「ギャァァァァァァァ~。オヮ~ンンンンンンン。」の孫の泣き声。
悪いことしたか、と申し訳ないもなかの顔つき。
と、気持ちが我々とヨメと子供のあいだに挟まれる長男。
人間と猫の多角形の関係というのはむずかしい。
それでも日にちがたつと、孫と猫の関係が成り立ってきた。
同じソファの両端で、一人はテレビを観、一匹は丸くなって寝ている。
お互いのありようを少し認めあったようです。
でも、鳥取にいる間は、まだおそるおそるのなで方でした。
別れの時はあっけないものですねぇ。
飛行機の時間に合わせて、レンタカーに乗り込み「それじゃ!」の一言でアクセル踏めば車は去ります。
我が家長男一家の距離はぐんぐん離れて行く訳です。
なんとも、なんとも。
四人とも、元気に、元気に、健康にいてくれ、と願うのみです。