「市塵」てどう読むと思いますか?私馬鹿ですから、イチジンと読んでいました。意味も分らずにです。
本当はシジンと読みます。市中の雑踏、街中のゴミといった意味合いです。
藤沢周平さんの歴史小説です。
だいぶ以前に購入していましたが、ブックオフで同作者の時代小説を手に入れるたび後回しになっていたものです。
で読み終わりました。
新井白石の物語です。
1700年代のはじめごろ。五代将軍綱吉から八代将軍吉宗の時代です。
ほらね、こんなふうに書くと、もう面白くない。読むのもめんどくさいでしょ。
そうなんですよ。だから後回しになったのです。
でも新井白石って島崎藤村と似ています。
なんでって、新井さんと白石さんが合体したような、島崎さんと藤村さんと同じです。
白石さんというと昔「生協の白石さん」がえらくはやりました。今も相変わらずなんでしょうか、白石さんは。
話は変わりますが夏目雅子さんはきわめて別嬪さんです。
このまえ「時代屋の女房」を見たのですが、相手役の渡瀬恒彦さんをうらやましく思ったものです。
だって、夏目雅子さんと体ピッタシあわせて同じ布団。役者っていいなと思ったものです。
が、これはまだ「役を演ずるだけだけ、、、。」となぐさめ思うことができるのです。
また話は変わります。
小説が終わったあとには必ず解説があります。まず、面白くない。でもわざわざあるのだから、なんかだいじなことがあるに違いないと、読むのですが、いつもがっかりです。面白くない。
「市塵」にもそれがありました。
解説をかくのが伊集院静さん。
んんっ? 待てよ。
これって夏目雅子さんと結婚した相手だと、頭の中でピーンと光ったのです。
ふ~ん?読んだるわい!なんか嫉妬のかたまりですゎ。
違ってました。こんな解説みたことない。うまい!!これだけで作品になっている。
なるほど、これが才能かと思わされました。
がっくりです。あたりまえだけど絶対勝てれない。
まあ、立ち読みでもしてください。たいしてながい文章でもありません。
うまさが分ると思います。
でも夏目雅子さんは、美人薄命の言葉のとおり、若くしてなくなりました。
次の奥さんはやはり美人女優の篠ひろこさんです。
なんと、もはや‥‥。
いや、もちろん世界で一番の別嬪はウチの女将ですよ、ほんと。