前々から鹿児島へ行ってみたかったんです。そう、西郷さんです。さらには大久保利通、大山巌、東郷平八郎と、たくさんの明治維新の人達が、この薩摩の出身なわけです。日本の端っこの国が、徳川さんを倒して新しい日本を作ったんです。長州も端っこだし、土佐もそうだでなあ。
で、薩摩でも西郷さんが生まれ育った加治屋町へ行ってみたかった。もちろん昔の名残はなかろうけども。それでもそこの空気を吸いたかったんです。
さらには仙厳園。これは薩摩の殿さんの別荘だったところで、錦江湾と桜島が見える。島津斉彬さんはきっとそれを眺めていろんなことを考えていたに違いない。その眺めを見てみたい。
さらには知覧。陸軍の特攻基地ですよ。
そしてまとめとして薩摩へ行ったら桜島が近くに見える宿でビールで乾杯をしてみたい。これが主な目的です。
そう、女将の希望もある。特に門司港レトロです。これもあれも行きました。
さて8日の昼前鳥取を発ちました。二年前の北海道旅行の時と同じく日本交通のバスです。北九州では大変な大雨とのこと。列車が止まれば引返すか、との、しかし、降るなと願いながらの出発でした。後に大変な災害だと知ることになるんですよねぇ。能天気ぎみに鳥取を出ました。今回は終点の弁天町まで乗ります。
これ大阪空港ですよ。いや、大阪国際空港と表示してある。久しぶりに見ると全然昔と違う。そりゃそうだ。見知っていたのは50年くらい昔かもしれない。今回は通り過ぎるだけです。
神戸、大阪に行くのはこのバスが極めて便利で安いです。ボンバルディアが見えますよ。
大阪のこのビル群を見るのは何年振りか?鳥取の人間にとって、いかにも「都会」って感じですよ。当たり前で鳥取にはこんな眺めはありません。無いほうがいいけど。
大阪南のOCAT、バスターミナルも過ぎてこのバスは弁天町へ行くんです。
超便利!3時間ほどで着いちゃう。でも客は少なかったが、ええのかな?
ここからは下調べによると地下鉄に乗り、さらにはよう解らんがニュートラムなるものに乗ってトレードセンター前駅まで行かなならんのです。
で、下りたらすぐ近くに地下鉄の駅があるはずなんです。周りを見るとありました。「あ、そっちが地下鉄だがなぁ。」と女将に告げてその駅の入り口を覗くと、階段。それも上に向かう階段ですよ。普通地下鉄と云ったら下向きに向かう階段を想像するじゃないですか。が、ここはそうではなかった。
その階段を上がったんです。そしてくるりと次の通路を見ると、また上向きの階段だで。なんで?地下鉄?しかたないので夫婦とも重いスーツケースを抱えて登ったんです。
そしてやっとホームがありました。都会ってのは怖いところです。地下鉄ってのは空中を走ってる。こんなのって広辞苑ではどう説明するんだろう?
ほら、地下鉄からの眺めです。ま、でも、迷わずに乗れたってのは、我々も都会人かもしれない。
で、都会人だから迷わずに(?)ニュートラムを乗りこなし、さらにはATCタウン、ITM棟2Fにあるサンフラワーの発券所へ簡単(?)に行けたのはこれは奇跡かもしれない。ここまで一回も間違ってないのです。
バスで弁天町に着いてから、乗船までにはざっと二時間あるんです。だもんで、この何とかビルを少々見学なんです。
こんな海際にたくさんの人、親子が来ている。都会の遊び場かなぁ。そうだとすれば、ようわからんが、鳥取のほうが絶対に恵まれてる。と思う。悪いけど。
ちょっと、この場所はどう説明したらいいのか?なんともようわからんで。
で、時間あるし、17:55の出航、一時間前の乗船にはまだまだ時間あるし、そう、たこ焼きです。ビールで食べたんです。はは、大阪を食べました。