和菓子と餅のことなら鳥取市のホテイ堂へ。謹製御菓子・季節の菓子・御引菓子を紹介します。

露の二人

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鳥取の今日は雪で真っ白になりました。

もっとも今は(8:00PM)とっくに溶けて雪はありません。

だが風は強いです。冬ですねぇ。

さて先回、村井長頼さんの時世の句を載せましたが、他にも自らを露にたとえた有名人がいました。

秀吉ですが、その時世の句を載せると、

露とおち露と消えにしわが身かな

                  浪花のことも夢のまた夢

でした。もう一度村井長頼さんの句を載せると

惜しみてもかぎりありけり露の身の

                  消えての後はかぜや吹くらん

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秀吉はとんでもない権力、財力、さらに女?、男が願うすべてのものを手に入れたんではないかと思うんですよ。

でも、心は安らかでなかったようです。

厠、すなわちトイレにもすぐに逃げれるように川を引き入れ舟を用意したりとか、けっこう大変だったようです。

その句は、なんとも、むなしさ色が濃く出ています。

そして孤独です。

そして村井長頼さんの句はなんか自負があるんじゃないかと思うんです。

自分はそれなりに役に立ってたぞ、とね。

それは自分をわかってくれる人がいる、と、そう感じてたんではないかと思うんですがねぇ。

そのわかってくれる人は前田利家だったり、お松さんだったりしたのではないでしょうか。

だからお松さんが家康の人質となって江戸へ行くのに対し命をかけて守るために一緒に行ったのではないかと思うんですが、どうでしょう。

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この長頼の息子は長次というんですが、利家の娘と、ただし細川忠興の息子に一度は嫁いだ千世姫と一緒になります。

加賀百万石の二代目利長、三代目利常の義兄弟となるわけです。

そうそう、話は変わりますがこのブログもそうですよ。

このあいだ千回を越えたと載せたら、神戸の妹がコメントを寄せてた。

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「私は千回読んだで。」と書いてた。

そうだよ、そうだよ。

千回も読んでくれるよき人がいるから続けられたんですよ。

私も村井さんのような、「かぜが吹く」と辞世の句を、そのときには残しましょうか。

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