さて萩城です。
鳥取城址は散歩のときとか石垣をよく見ているんですが、萩城址は初めてです。
なんか鳥取とは違った印象です。
印象としては風流なんですよ。
だって天守閣の石垣がお堀の水から直接立ち上がっていて、これの線が極めて優雅なんです。
これを作ろうとしたときに、どうも戦を前提にはしてないような、そんな気がします。
この城跡からすぐに小さな山が続いているんですが、ふつうその上に天守を築くんじゃないかと思うんです。
そういえば東萩の駅前に城の大きな模型がありました。あれはこの天守だったんだ。
なんかえらく大きな庭園みたいです。
実際このまま歩くと公園があるんです。
もともとこの城跡は海際にあるんですが、歩くと城から続いて今の公園があり、これがまた海の眺めよしの場所です。
海に出る前にこんな石のオブジェもありました。
ほらね、海です。
戦いというより居住性を重視してるんじゃないかなと思ってしまうんです。
幕末の長州征伐のときにはどうしたんだろう。
とてもいい所です。
また石造りがありました。
トーチカみたいですが、これは、トイレなんです。
そして途中中学生たちが掃除をしていて、「こんにちわ!」と声を掛けてくる。
いい街です。
城跡、公園から出るとそこには登り窯がありました。
会津で街を見学していて大きく立派な日本家屋があれば、それは作り酒屋でした。
萩ではそれは萩焼の窯元でした。
そしてそれは鳥取でみる器よりとてもきれいな器でした。
そして価格も高かった。
貸自転車だろう、ここは観光の街です。
萩らしい電話ボックス。
よく歩ったんです。
で、腹も減ってる、喉も乾いてる。
だが、「ただいま」は休みであった。
しょうがないので「まわぁーるバス」を待つことにした。
すぐ前には遊覧船なんですが、暇そうでした。
どこもそうですよ。
さて、どこか街の中央らしきところへ行けば食べ物屋はあるだろうと、入ったのがおこのみ焼き屋さんです。
庶民的なお店でした。
学生は学生証を見せると安く食べれるらしい。
で、まずビールを注文し、加えてお好み焼きの具が山のようにはいったアルミのカップが二つテーブルの上に置かれた。
そのときこれを持ってきた奧さんらしき人が「あ、箸忘れた。」
鉄板に火を入れて、だが、箸を持ってこない。
やっと来た時に「これは自分で焼くのですか?」と問うと、「はい、そうです。」との答え。
いや、いやみではないんですよ。感じわるくないんです。
混ぜるスプーンも女将のはティースプーンで私のは、パフェ?あのそこの深いガラスの器につけられる長いスプーンでした。
えらく気さくなんです。
ビールも美味かった、お好み焼きも大変美味かった。
これは我々には当りのお店でした。
鳥取でそのお好み焼きの真似をして焼いてみたが、全然違う。
で、もう、東萩へ向かわねばなりません。
東萩発14:00です。
すぐ近くのバスターミナルで「まわぁーるバス」に乗りました。
そのときでしたか、座った席に優先席と書いてあるのに気がついた。
窓のガラスに杖をついた人の絵とか描いてあるんですよ。
だから、おばあさんに席をゆずりましたよ。
私も高齢者なのにねぇ。
で、東萩駅です。
この時には高校生が十数人くらいかな?列車ならぬバスを待ってるんですが、皆、100%スマホを見てるんですよ、これが。
サシは隣に座る生徒のその画面をちらちら見ていたが、大したもの見てないような、そんな感じでした。
年齢の差かな?
バスは列車と同じ時刻に発車するんで、皆乗り込んで、途中の小さな駅で高校生はポツリポツリと降りていく。
一度は都会へ出ていくのだろうけど、幸せになれよな、と、その姿に思いましたです。
よその土地へいくと鳥取には見かけない苗字があるもんです。
で、益田に着くと、セブンイレブンがどうやら開店。教えられながら販売してたので、お茶とか、吉田松陰の似顔絵が描かれたポテチとか買ったんです。
あのポテチまだ食べてないがどうしたんだろう?
「スーパーまつかぜ」は待っていた。
二両編成で、両方すいていた。
で、一番前から二番目の席へ一度は座り、私は一番前の席へ移動。
そこの移り変わる景色など見ようとしてた。
と、横揺れした途端、運転席と客性を隔てるドアが開いた。
仕方がないので、車掌が検札にくるまで開かないように足で押さえていた。
どうも車両は新しくない。
この列車よく揺れて早いですよ。
三時間四十分くらいで鳥取まで走ります。
夕方の山陰本線です。
シャッター押すもどれもぶれてる。
それくらいスピードが出てるんです。
途中「瑞風」とすれ違ったりして鳥取着19;42です。
さてここでもどこかで食事をしなければと、すぐ近くのホテルのレストランへ。
20:00までとのことで、急いでちゃんぽん麺を頼みました。
ホタテやら、あごちくわなんてのも入っていて、具沢山でおいしかったです・
これも途中にシャッター押したんです。
時間に追われる旅でした。
これでおわり。