24日の日曜日です。晴れてました。だがこの時期の晴れってのはもう一つです。白くもやっているような、スカッとしたところがないんです。
朝早くといっても夜が明ける5時前ではありません。7時前くらいかな。賀露海岸です。だが、波がない。波がないと撮るものもない。
さらに雲もない。
あるのは静かな海と、抑揚のない空と、釣り人かな。釣り人はけっこう多かった。もちろん密には程遠いくらい大丈夫に多かった。海岸は広いんです。
で、来た以上は腰のため、体力のために歩かないけんだと思うんです。砂地だからこれはけっこう効きますで。
なんか、こう、普段とは違う面白いものを見つけたいんですよ。だから波があるほうがいいんです。波はとめどなくよせてきますが、よく見ると様々な波が来ているんですよ。場所によっても、つまり底のかたちによっても波は変ります。
お!あぁ!とばかりに面白い波をのがすとしばらくは波は来ない。けっこうわがままなもんです。
嵐の時の波は大きな力を持っているようで、突堤の上に大きな石を打ちあげていた。これって人間がクレーンで持ち上げたものではなかろうと思う。波しかない。
こんな小さな石、といってもそうそう持ち上げられないとは思うが、こんな石は軽く翻弄されて突堤のブロックの間に挟まれている。
賀露海岸はごみは多いが、水は奇麗です。ごみは日本語、韓国語、中国語の文字付きのボトルなんかが落ちています。
これは突堤のすぐのところの水です。奇麗ですって。
そういえば今日のニュースで平井鳥取県知事が6月分の俸給を全額返上されたとのことです。偉い偉い。議員もすべきですよ。この地方では大変な俸給です。どうせコロナでじっとしててろくな仕事をしてないだろうに、満額手にして、さらには国民すべてに給付の10万円も手にするなんてなぁ虫がよすぎますって。
と、思う。
鳥取市出身の議員の方々賀露海岸へでて清掃しましょうって。
と、思う。
この日清掃してる人がいました。
偉い人です。
ワシはそれを見ていた。
とになぁ。こんどは袋を持ってくかな。
アメリカでは白人警官にアフリカ系の人が殺されて大騒動です。殺した警官の奥さんは、離婚したそうですが、ラオス出身のアジア系の人だそうで、膝で喉の部分を圧迫、死に至らしめたのは極めてひどい腹の立つ行為ですが、なんか、我々日本人には分からないこともあるようです。ところで警官は警官でも人種差別に反対だと片膝を路面に着けて片手のこぶしを上げる姿は実にかっこいいではないですか。
リンカーンが奴隷解放を標榜して南北戦争を戦ったのは、日本でいえば明治に変わる数年前の事です。
と、いうことは150年昔にたくさんの血を流しながらもこの問題は片付いていない。
難しい、人間は難しいです。