3日目です。
この日は時間がなかなかたたなかった。
まったくもってワシの存在など誰も気にしてないような、忘れ去られてしまってたようです。
結果をいうと、10人を二人超えた数字です。
もっとも、芳名帳へは書かなくても、2度目の来館という来館者もいましたが。
幸い、一階をすべて借りていて、そこには宿泊施設もあるんで、暇なときには、その部屋へ行って、テレビをつけて、座布団を枕に昼寝をしてました。
だが、少ない日にはどうも濃いい客が来るみたいです。
鳥取県中部からは何度も写真の個展を開いてるAさん。
鳥取で写真を撮り、さらに絵を描いてるというKさん。
なかなかの人たちですよ。
(文章と画像は一致していません。)
なかでも女将共々心配していたのは、数年間八頭町からまったく鳥取へ出てこなかったYさんがやってきた。
窯を開いてるんですが、近年焼いてないとのこと。
でもまぁ、病気ではなかったようです。
そして、元車屋の社長であったクラブの後輩もやってきた。
本人は自らに病気を抱えながらも、今は介護の資格をとって年寄りの面倒をみているんです。
この福祉士が持ってきたお祝いは、「タイガーバーム」でした。
どうも、ワシの頭に塗り込めということなんでしょうか。
また、芳名帳には本人なりの言葉で、長い感想文を記してくれた若い女性もありました。
こういうのって貴重ですよ。
すごくまじめに書いてあるんで、「ふ~む、と考えてしまう。」
特に写真展の2回目を楽しみにしているなどと書かれてもなぁ。
そんなすぐに、簡単には写真は撮れない。
第一ワシがいつまで生きとるのかわからんじゃないか。
ま、でも、やれるだけはなぁ。