今回は大阪の堺市にある洋菓子屋さんです。
6,600万円の投資に対して70%の補助金が県、市、町からでるとの新聞紙上の記事です。
従業員を80人雇うとのことで、これは地域にとって結構な話です。
そしてや去年の暮れには岡山の大手和菓子屋さんの進出がきまりました。
鳥取市の主要弱電企業がなくなった跡地への工場建設ですが、これには28億の補助金でしたか?
将来雇用の人員は130人だったと思います。
引っ張ってきたのは主に鳥取市の行政ですが、工場のみにて鳥取市の地域では販売はしないとのこと。
だが、鳥取唯一のデパートではとっくに販売しているわけです。
まぁ、20年後はもっと本格的に販売しているんじゃないかと思いますが、それよりも、我々にとって行政の在り方が問題です。
何故に我々は税金を払っているのでしょうか?ということです。
なぜですか?
義務だから?
そう、義務ですよ、で、それによりその地方なりが維持、管理されているわけです。
そこから行政にたずさわる役人の方たちにも給料が払われる。
そして鳥取市の行政は鳥取市民を守るのが大きな仕事なんです。
だが、今回記した件のことでは、我々が支払った地方税を我々の競争企業に補助金として与え、この地方へ誘致しているわけです。
この地域の人たちには収入の場ができてプラスとなるのかもしれない。
これはとてもよいことだと思います。
だが、弊店でも90年になりますが長い間地方税を支払続けているわけで、おおきな規模の競争企業を呼ばれてはたまったものではありません。
行政からのことわりもなし、です。
どうも我々鳥取のお菓子屋さんは無くてもいい存在のようです。
これって、なんのために税金を払い続けてきたのか?
その税金が競争相手の企業に補助金として流れ、自らを危うくしているわけです。
なんともなぁ。
ましてやこれを決めた、首長も、行政マンも、議員たちも、この企業が倒産しても責任を問われない。
これでいいのでしょうかねぇ。
せめて、過去20年分の地方税を返していただきたいものです。
でないと、フェアじゃないです。
こんな好条件の補助金我々どこも受けたことない。
行政からこうこうだから同じ条件にて既業界にも補助金だしますとか、前もっての挨拶があってもよかったと思います。
裏切られたようです。