夜になれば秋の虫が鳴いている。
なんか空に浮かぶ雲も力いっぱいの様子ではなくなってきました。
27日土曜日に運転を引き受けた。女将が燃えないゴミを処分せねばならぬとのことなんです。
「その処分場はリファーレンいなば」という白兎の手前の山の中。
海岸沿いの国道から左の山へ登っていくんです。
で、古いストーブなんかをおろして、代金払って、道路へ出た。
そしたら、この眺め(画像)だで。
青い空に青い白兎海岸。
そこに建つの建白い建物。
なんか外国みたい。と二人共の感想。
「みはぎ野」の街も見える。
このまま帰るのはもったいない。
白兎の道の駅へ行くことにしたんです。
国道へ出かけたとたんに全日空東京便が鳥取空港から我々の頭の上に上がってきました。
大きなBー737の顎と腹。
なんか得したような気分です。
道の駅では焼きたてのパンを買って、さて、帰るかと、帰るなら海岸の国道ではなく、山の中の道路を帰ろうかと考えた。
小さな谷で、鳥取県を横断するかたちとなる道路も狭い。
少数の地元の人しか通らない、落ち着いた田舎の道路ですよ。
で、この道路を通るには目的もある。
山陰本線がすぐ目の前を走っているんですよ。
列車が通るときにはなかなかの眺めなんです。
車を走らせながら、ゆったりと落ち着きます。
陸橋もある、いや、鉄橋かな。
この小さな鉄橋は味がある。
どうですか?
小さなものですが、石垣なんか古くて、素朴で、こぽんとこれ一そろいを持って帰りたい。
広い庭があればそこに置きたいものです。
と、ここにはツクツクボウシの声。
どうもツクツクボウシの縄張りのようで、たくさん鳴いている。
また、得した気持ちですよ。
と、音?見ると二つのライト。
来たがな、列車が来たで。
東京便も、列車も偶然です。
で、田圃に挟まれた狭い道路を山の道路へ向かって走るんですが、もうミーン、ミーンのアブラゼミの大合唱。
まだまだ、夏は終わらんぞとばかりに鳴いている。
品種の違いなのか。稲はまだ緑のものと、もう、穂ができつつあるのがあるんです。
畔の雑草はきちんと刈ってある。
黄金色の米を目にすると豊かな気持ちになります。
「実り」という豊かさなのでしょうか。
昔は取入れが済むと、秋の祭りがあったものですが、わかる感じがしますねぇ。
と、まぁ、気持ちの安らぐ日本の田舎というのか、いい景色を見させていただきました。
なんてことない鳥取にはたくさんある眺めです。
どうぞ都会にお住いの方々、いらしてください。
温泉もあって、ええもんですで。