台風15号の影響下でも、明日は彼岸の中日です。
まあ一般の、特に若い人にとっては「休みだ。」くらいにしか考えてないのでしょう。
わずかの小雨の朝6時過ぎ。
女将が「これから墓参りに行こうと思っとるだが。」との第一声。
運転手はワシ。
寺町にある光明寺です。浄土宗。
画像を見てください。
三つ葉葵ですよ。恐れ多くも徳川ですよ、松平ですよ。
きっと江戸時代には結構なお寺だったに違いない。
この日和尚夫婦に会ったのにいわれを聞けばよかった。
そうだ、家康は浄土宗です。またおおちだに神社にもこの三つ葉葵の幕が掛けてあります。
朝に行くと人はいません。
墓を貸切です。
なんもならんですが‥‥。
途中和尚夫婦に会うのですが、いいですよ、この寺のご夫婦は。
とかくのくそ坊主と違い、「金」に執着が無い。
檀家としては助かっています。
奥さんがワシと高校の頃同級生だったと聞いているんだが、クラブばっかりで覚えてない。今、いい奥さんだのに。
さてウチの奥さんは昨日準備した花をそばにおいて、てきぱきと墓の掃除をし、その新聞紙から出した花をかざります。
というのも今にも雨が降りそう。
画像は墓場の幽霊?
いやいや、祖父、祖母、父、伯父さんの「藤田」の墓をきれいにし、花を飾り、次は先祖代々の墓に向かう女将ですよ。
このたくさんの花。
これは和尚が植えたものです。
けっこうマメです。
帰り、喫茶店の「丸福」です。
もう何十年行ってないのか。
いやあ、昔々はそれなりに行っていました。
席も決まっていて、奥の階段の下。
これは、ほんと、さまざまな思い出がありますぞ。
もう店が開いている。
モーニングサービスか?
珈琲を好きな人にとっては朝の一杯は、こりゃあ答えられん感じがします。
赤信号で停まって車の時計は7時7分でした。
ここから東へまっすぐ進むと弊店があるのですが、この画像の通りは二階町。
江戸時代には二階建ての建物が多くあったのでこの町名です。
そう、風呂屋ですよ。
いや、今の話ではない。当時二階には湯女もいるわけで、酒もあるし、お茶もある。
まあ、スナック、バー?
遊び場かな。
ところが、因州の男も馬鹿だから、何度かその「女」をめぐって刃傷沙汰が‥‥。
怒った池田の殿様は
「馬鹿野郎!こんなことが幕府に知れてみいや。取り潰しになるがないや!!ほんにあほだわいや。あそこは早いとこぉ、廃止にせなぁいけんちゃ!」
とばかりに風呂屋を潰したそうな。
かわりに木工の職人をここに連れてきたのです。
で、この通りは家具屋さんが多かった。
多かったんですが、、、、、なかなか、持ちこたえられない。
少なくなりました。
時の流れです。
袋川は水量が増えていた。
ふだんは草むらの場所で、かもがなにかあさってる。
この川を渡ると弊店です。
さあ、朝ごはんです。