和菓子と餅のことなら鳥取市のホテイ堂へ。謹製御菓子・季節の菓子・御引菓子を紹介します。

気高町

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「睦逢(むつお)の池を見に行かんでや?」

との女将の思い付きがそちらへハンドルを切ることになりました。

しかし、地理はほとんど知らない。

池というのはあとで調べると「大堤池」というんで、睦逢の村のすぐ近くにあるため池です。

それで、この村には女将の祖父の兄が養子に行ったところなんです。

女将の母親からいうとおじさんになるわけで、母親は昔行ったことがあり、女将はその話も聞いていて、ちょっと池を見てみたくなったというものです。

天気はいいし、道に迷ってもまたいいかも、と、そんな「乗り」です。

そして、そのあと温泉へ行こう。

それで結論いうと、その池は分らなかった。

後で地図を見ると、そのわきの道路を通っているのに分らんかった。

まさしくばかみたい。

だが、それでもよかったんです。

池はまた行けばよい。

でもって、発見したのはこのでかい木。

なんか、ちょっとだけど「♫このきなんのきふしぎなき♬どこにもあるよなきですけど(^^♪」と歌いたくなるよな感じ。

さらに、これって、思い出したのはNHK BSの日野正平の「こころ旅」でここに来てたんですよ。

そうか、睦逢の近くとは思ってたが、ここだったのかと、少し喜んだ。

でかいですよ、これは。

周囲11.5mだそうな。

πで割るとざっと3.7mが直径だ。

もっとも幹はまあるくないから、ちょっと違う。

こんなの偶然に見つけると嬉しくなってしまう。

加えて同じような木がすぐ近くにもう一本。

こちらにも説明板があったが、紫外線ではげており読めれなかった。

鷲峯山が秋の日に微笑んでた。

この山は高さが921mだから結構高い。

鳥取の城山の久松山よりもかなり高い。

日本海、大山、鳥取砂丘、湖山池も見えるそうな。

鹿野町、気高町の地域の象徴的な山です。

ほら鷲が両翼を広げてる、だろ。

まぁ、これでこの日のよきことは堪能したように思い、さて、温泉か、と運転席に一度座ったんです。

ところが少し離れたところに赤いものが見える。

「あの赤いものはなんだいや?」

「あれはコスモスじゃないか。」

車を降りて歩ってその所まで行った。

これがまた、田圃一枚分が全部コスモス。

このオーナーはそばも植えずに、もちろん、セイタカアワダチソウなんかにも負けず、コスモスだで。

いやぁ、なんか得した感じ。

ありがとうございます、ですよ。

と、そこに、コスモスの妖精が現れた。

いや絶対違う!ワシも目が悪くなったもんだ。

妖精なんて、歳とりすぎでない?

はは、怒られる。

さらに気が付くと

鹿野温泉「さんしえん」の建物がすぐ近くに見える。

なんだよ、近いじゃないか。

で、そちらの方向へ車を走らせた。

まだ、あったんでよ、よきものが。

ほらね、コスモスと黄金稲。

なんか、ごっつい豊かな景色。

黄金の実り。

いい眺めですよ。

これで、このあと温泉ですよ。

こんな贅沢そうそうない。

 

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