毎年六月の最初の土日にあるんです。弊店の道路を挟んだところにある小さな神社。火伏神社です。祭神は?「カグツチノカミ」だったかな?イザナミが最後に産んだ神です。この神を産んだのが原因でイザナミは亡くなった。イザナギは腹をたてましたねぇ。
ま、火の神さんです。
で、この祭りの準備にはその年の町内役員があたるんです。この時にどうするか?
「えーっと、去年ここはどうしたいなぁ?」などとしっかりと年期が入って汚れた幕とか、結界の綱、御幣、さらには提灯、幟等をセットするんです。
まちがいのないよう、これまで通りに整えるわけです。
そんなありようでどれくらい続いているのか、この祭り。
日本の文化と言っていいのかな。
ところで、提灯行列に参加した子供には菓子が配られます。ですからこの日だけは町内の子供の人数が増えるんです。要はじいちゃんばあちゃんのところへやってくる。
だが、よく見ていると今年の場合新築の家も町内に数軒建って、見慣れぬ若いお母さんと子供を見ることが出来ました。
だのにいままで当たり前のように姿が見えていた母娘を見ることが出来なかった。なんとも、常なるものはないと言いながら、これは寂しいものです。