15日は花火大会で、いわば盆の終わりです。
そして里帰り期間の終わりです。
例年には妹たちが作っってくれたカレーライスがあり、風呂から上がってビールを飲んで、テレビを見ながら、花火の音を聞きながら食べるんです。
ところが今年は14日に作っちゃったんです。カレーライス。
うまかった。
で、昨日は焼肉をするそうな。
ということは、そうなると、みんな花火を見に出かけてしまい、一人で食べる物が無いんです。
で、しょうがなく女将と花火を見に出かけたんです。
テレビでは終戦特別番組をやっているのにです。
外へでると、まだぬくもりが肌へ感じられる中で送り火を焚いていた。
仏さんも帰るんです。
いつもの散歩道をいつもより少々足を急がせて歩いていると「ドーーーン。」と頭の上から硬い音がかぶさってきました。
迫力があるもんです。
でも、これが艦砲だったら重たい金属の砲弾を打ち出すのだから、もっと、体を圧する音に違いない、と思ったりしたんです。
だがです、会場の近くになるとすごい人の数。
いろんな露店もでてる。
でも割高でなんにも買わなかった。
花火とはよくぞ名づけたものです。
火の花ですよ。
暗い空に開いた火の花です。
でも咲いた後はわびしいです。
きれいだがすぐに消えてしまいます。
このせつなさが日本人に会うんでしょうねぇ。
これ、逆さになってるけど傘だそうです。
鳥取市には傘踊りの祭りがあるんですが、その傘を花火で表したという傑作です。
花火師の工夫もなかなかのものです。
で、帰ってまいりまして、風呂にはいってビールを飲んでると妹たちも帰ってきた。
で第二ステージです。
飲み手の四代目夫婦も加わって、これはもう我が家のリビングは「居酒屋布袋」となって飲めば飲むほど賑やかになったわけです。
私は早めに部屋へ引き上げていきました。
寝る為にです。
ところが我が家のリビングは吹きぬけになっていて、我が部屋をでるとすぐ下にリビングが見えるんです。
見えるだけじゃなく、音も上がってくるわけで、女将や四代目夫婦、妹たちのアルコール漬けの声が響いてくるんです。
挙句の果てに飼い猫もなかが戸を開けて部屋へはいってくる。
猫は戸をしめない。アルコール漬けの声が音が侵入してきます。
結果以前に買った耳栓を探して、両耳深くにさしこみ、寝ました。
一夜明けて、今日16日には妹たちも神戸へ帰りました。
盆の終わりです。
と?
大坂のK堂の孫さんが、いや、いま社長ですよ。
その孫、いや、社長夫婦が突然にたずねてきました。
昔私は大坂へ修行に出てたんです。
そのお店で、夕方には子守をしていたんですがその当時は幼かった孫さんです。
一度、大坂へ行ったときに会ったことがありましたが、数十年ぶりの再々会です。
鳥取に遊びに来たようです。
もと保母さんだという素直そうな感じの奥さんとの二人連れでした。
店をこの奥さんがみてるようです。
弊店と同じようです。
四代目がホテルへと送って行きましたが、盆というのは去る人ばかりではないようです。
なにか静かになりました。