いよいよ最後の正月休みです。
女将が急に部屋へ入ってきて
「温泉に行かんでや!?」との言葉。昼前のことでした。
「行くんなら早よう行かないけんで。」とすぐに出発。行く先はレーク大樹。
その前に途中の酒屋さんでピーナツを買うべく車を店前に停め、ついでに札幌ビールを買いかけたが置いてない。ではとキリンの缶ビールを買い、代金を払いかけたら黒猫ヤマトのKさんが入り口より集荷にはいってきたのです。
「こんちは、今日も休みですか?これ、奥さんにもらいました。」
店の外に車に乗る女将の姿が目に入りました。Kさんの開いた手には飴。弊店来店の方へ正月に差し上げる干支の飴です。そう、車のダッシュボードにもいくつか入れておいたのです。それを女将はKさんの姿を見て車から降りて手渡したものです。
この気遣い。最近は担当が変わって弊店にはあまり訪れないKさんにも車から降り、小さな飴一つを渡すこのかわいさ。なんのこだわりも無く自然にできるこのことが弊店を支えているのです。ほんと、やさしい女将です。他人には‥‥。
ところで、レーク大樹は昨日と同様駐車場は一杯。すぐに「鹿野行こう。」と15kmほどさらに西へ走りました。
向かうは鹿野町の国民宿舎山紫苑。
ここも一階と4階に浴場があります。我が家が利用するのはたいてい新館にある4階です。
カウンターで二人分1,000円支払って、エレベーターに乗り4階で下りれば目の前が温泉です。
脱衣場にはいると脱衣カゴの一つだけに先客の浴衣。
「お、これはいいぞ、少ない。」と引き戸を開けて入るとおじいさんが髭をあたっているだけ。
「こんちは。」と広い風呂へ。まだ、だれも使ってないのか湯が出る蛇口から水。しばらくそのまま出しているとやっと湯がでてきました。
貸切同然です。
ここの風呂は源泉が建物のすぐ前にあり、熱めの湯がどんどんと風呂のふちを越えてながれていきます。
じょぼじょぼと湯がほとばしる側、シャキンとした湯に首までつかると、これは答えられない気持ちのよさです。
目をあけると雪で少し白くなった鷲峰山(921m)がみえます。
「絶景かな、絶景かな。」です。
鹿野町の途中、鬼入道がある谷(最初の画像)に陽光が照りなかなか綺麗。で、デジカメ取り出し撮ろうとするのですが、雪の反射で光が一杯。液晶画面が見えないのです。仕方なしに、適当に見当つけてシャッター押しました。
帰ってみたら、カラーじゃなく白黒。なんということでしょう。カラーであればきっと最高の画像になっていたものを‥と‥‥思うのですが。
まあ、でも画像をクリックしてください。大きくなります。