夜なんぞは窓を開けていると寒いくらいです。やっと涼しくなってきました。
最近のもなかです。
脱走をねらっています。この時間にはこの足音は誰それで、あそこのドアが開く。よーく知っています。うっかりドアを開けようものなら、足元を外へ向かって猫が走ります。一度出てしまうと、捕まえるのはまず無理です。ひどい時には日に三度。母屋のほうで
「あっ、出た!」と声が聞こえたりします。工場ではこれを聞いて
「もう閉じ込めておくのは無理だで!賢こうなっとるけえなぁ。」とあきらめた様子の四代目です。
二階の窓から外の様子をうかがいます。
要は外へ出たときのことを思い描いているのでしょうが、しかし、まあ、たいした格好ではあります。これでも娘なのですが、躾ができてないようです。
朝ブラインドの向こうで外を眺めてる。
外にあきたら部屋の中へ。近道だなぁ、これは‥
よっこいしょっと!
目があうと、申し訳ないような、すこしおとなしい顔です。人間でしたら照れ笑いをしてるとこでしょう。