日曜日八頭町郡家へ配達して、その足で用瀬町屋住(やずみ)へ行ってきました。
国道29号から53号へルートを変えなければいけません。
若桜鉄道を渡り西へ走ります。
53号の眺めのいいところでコンビニで買ったおにぎりを食べました。
いい米を使っているしおいしいですよ。
南へ向かう53号を用瀬町の町を過ぎたあたりで右へハンドルをきりました。
県道118号だったかな。
地図でみると途中で道路がなくなってる。
どんどん坂を上がっていくんですが道路に添うて清流が流れてる。
ええとこっですで、静かだし、空気もきれい。
車も当たり前で少ない。
それでも鳥取県の道路はどこに行っても舗装されているんです。
これはすごいです。
この日の目的の「バニーリンゴ」のところも全面舗装。
たいしたもんだといわずにおれない。ほんと。
途中の農家がなぜか豊かな感じがするんです。
あまり田んぼはなさそうなのにどんな収入があるんだろうと思う。
ほらね、これ途中の農家です。蔵が二つかなある。
で、「ばにーりんご」に到着となるんです。
もとは車庫を本人が改装しこんなのに、展示場にしたわけです。
二階はアトリエ。
母屋は隣です。
銀製のネックレス、ピアス等、兔とりんごをモチーフに展示してあるんです。
営業は土日かな、コーヒーもあるでよ。
彼女も出てきた。
いやぁ、二人の関係、こんなときが一番いい時だわなぁ。
うらやましいで。
これがお母さん。
去年のクラフトin 八頭にも来てた。
半径何キロ、何十キロになるのか、このあたりで唯一の喫茶店だで。
コーヒーが350円だったと思う。
これ全部手作り。
出来上がるにつれて喜びがふくらんでいったに違いない。
英語だで。横文字の少ない地域だのに、たぶん変わりもんだといわれてるで。
お母さんに聞いたらそうだと言っていた。
ええですで、楽しそうですよ。
もと車庫ですよ。
電球一個にも頑張ってる。
雰囲気のあるこの電球にも女将が入ると‥‥
電球からも笑い声が出てきそう。
いや、女将の笑い声に明るいはずの電球も影が薄い。
で、別の客も来たし、話も済んでかえることにした。
ところが、である。
おばさんはただでは帰らない。
目の前に藤の花が自生してるんで、もってかえりたいとのことですよ。
車から見てたら
女将のスカートから出た足が、昔の若き衝動を起こさせるような錯覚を覚えてしまった。
そう、たそがれイリュージョンだで。