今日鳥取は暑かった。
まだ5月なのに、暑いです。
ええかげんにせぇよ、と言いたい。
いや、言ってみた。
なにもかわらん。
ANA
これって、やっぱりかっこいいですよ。
滑走路の端、2キロ先からこちらへ最初は徐々に、が、すぐに、見るよりも早いスピードで迫って来るんです。
目いっぱいの力を発揮して飛ぼうとしてる。
ジェットエンジンの推力はすごいですよ。
滑走路半分あたりでむ前輪を浮かしてる。
主翼も少ししなってるような印象を受ける。
これって200キロ/h以上のはずだで。
もう少しこちらの近いところで浮いてほしい。
「来た来た来たで。」とつぶやきながらシャッター押してるんだけど、少し遠い。
望遠が届かない。
迫力が感じられない。
そんなワシのことかまわずやって来た。
主翼をしならせて浮いてきた。
「おぅ、浮いた、浮いた。来るで。」つぶやいてる。
ほーら、ほら!
この場面。
これをガバッとアップで撮りたかったんですよ。
ワシの持ってる望遠では足りんゎ!
ええい、来い、来い!
一つには機材が勝負ってとこがあるわなぁ。
馬力の少ない0戦より2,000馬力のグラマンF6Fやら、コルセアが優位に立つのと同じで、道具ってのは勝負を決める。
こんな昔の詳しいぼやきなんかその場では頭にないんですよ。
「くそ!もっと望遠がないのか!足りんがな!もう。」と、そんな感覚だわなぁ。
しかし個人の思いになんの暇も与えずにガーと来た。
迫力!
迫る迫力!
もう、頭の真上に来る。
初めての経験だで。
とにかくシャッターを押す。
ズームを引くなんて余裕はない。
押す。
そのままの体の形で、仰向けにのけぞってカメラを構えて一回でも多いシャッターを押そうとするも、間に合わん。
ズームを引いた。
どんなのが映ってるのかそのときはわからん。
もう体で撮ってる。
頭じゃないんです。
で、ここから体の向きを変える。
ここからは峠を過ぎて、遠ざかる機影だわなぁ。
ははは、画像を見ると、撮るのにけっこう必死の雰囲気が感じられるわなぁ。
遠ざかるのも早い。
またその推力たるやまざまざと力を感じる。
すぐに海、日本海のほうへ舵を切って高度を上げていきます。
なんか、早いなぁ。
早すぎる。
小さくなっていきました。
ええなぁ。