ソビエトの戦車にもアメリカの戦車にも勝てない乗り物だったようです。
日本帝国のその新型九七式かな?その砲塔をヤスリをかけたら、なんと、ヤスリを受け入れた。
こんな鉄板で敵の徹甲弾は防げるはずないわけです。
さらに信じられないことですが、
そう、シバリョウさんが内地へ、部隊が移動するんです。本土決戦ですよ。
アメリカ軍が東京湾から上陸してきた時のために群馬へ駐留したわけです。
で、ひょいと考えた。
アメリカ軍が東京湾から上陸してくれば東京の住人は荷物を積んだ大八車なんかを引いて、より奥地へ、つまり、群馬、栃木、埼玉へ逃げて来るに違いない。
それも狭い道路を大勢で逃げて来る。
これは、日本戦車がアメリカ軍を向こうにまわし、戦うことができないんです。
だって、道がいっぱいで、東京湾へは行かれない。
群馬駐留も参謀本部の作戦だで。
ほとんど現場のことを考えてない。
道路がいっぱいで東京湾へ行くことができない。
だのに群馬へ戦車隊を移動させたんです。
さらにアメリカのシャーマン戦車に歯がたたない。
これって生活感のない一部政治家たちと同じですよ。
さてシバリョウさんは中央からきた上役に聞いたわけです。
「東京の人たちが進軍予定の道路をこちらへ向かって避難してくるんですが、その道路を我部隊の戦車はどのように東京湾へ向かえばいいのでしょう?」
その答えは、なんと、
「ひき殺して行け!」
これが日本の軍隊、それもエリートたちの作戦だったわけです。
なんか、考えることを停止してます。
日本帝国の軍隊は当時の欧米大国、帝国主義の各国の圧力に対処を考えることができないほどに、最初から負けてたのでしょうか?
明治のころの軍人はそうではなかったはずなんですがねぇ。
これがシバリョウさんの作家になる、日本を考えるきっかけのようです。
守らなければならない国民を踏み潰していく戦車隊。
矛盾です。
今日はおわり。