和菓子と餅のことなら鳥取市のホテイ堂へ。謹製御菓子・季節の菓子・御引菓子を紹介します。

この時期の和菓子

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昨日のブログの「おいり」関連ですが、まずそれに使う生姜が少なくなって日光まで買いに行くつもりだったんです。

白鳥も撮れるし、いやいや、白鳥も鴨も撮れるし、そのつもりで電話で打ち合わしていたんですが、あちらから電話があって配達するとのこと。

鳥取の役場へ、たぶん陳情かな?でるとはきいていたんですが、スーツ姿で軽トラに乗って来られました。

それとNHK鳥取局の若い女性記者さんからの電話。

おいりを中継したいとのことですが、これがまた、鳥取特有のものですのでなかなか話が通じない。

そういえば去年もNHKさん取材に来られました。

むずかしい質問もあったと思う。

いや、まぁ、人にわかってもらうというのは、難しい。

夫婦間でもそうだもんなぁ。

で、この時期のなまものです。

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この時期なかなか作るものがないのです。

いまさら正月の和菓子ではちょっとなぁ、と感じるわけですよ。

で、梅を形にしました。

まだある。

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色がなかなか出てないけど、これも梅。

これって「飛梅」なんて菓銘を着けてもええで。

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梅があれば春を告げる鳥もいます。

う「ぐいすもち」、ですよ。

これはおいり製作中のパートさんへ賞味してもらうのが毎年の恒例となっているんですが、、、、もう、黄粉の香りがしてる時点でパートさんが浮足立ってしまうくらいおいしいです。

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これも色がでてないのですが、赤の「寒椿」です。

こう、寒椿というのもちょっと抵抗があるんです。

旧の暦と、通常のカレンダーとはずれがあるんで、和菓子の世界ではもう春なんですよ。

だから、年の初めに、初梅とか、若笹とか菓銘をつけるわけで、そのあとのこの時期に寒椿とはちょっとなぁ。

でも季節は「寒」なんですよ。

この椿、赤色のは永い間作ってませんでした。

白が緑葉の艶とよく合うからなんですが、今回は赤いなまものが必要だったんです。

「ヘギ」というのですが、詰め合わせを作るのに赤色がどうしても必要だったのです。

で、うすい色にして、形もこんもりとかわいくしました。

出来はまぁまぁです。

紅椿といえば、かっこよく、これはずっと忘れない句です。

紅と黒ですよ。

古井戸の 暗きに落つる 椿かな

与謝野蕪村の句ですが、椿の紅が象徴的ですよ。これ。

で、今日初めて知った別な椿の句。

やはり蕪村です。

暁の あられ打ちゆく 椿かな    

だって!

かなわんですよ。うまいもんだ。

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