礼文島へ渡る前でもそうでしたが、ずっと乗り物に乗り続けているわけで、揺れない椅子に腰かけていると、頭の中が揺れてる。
揺れるのがあたりまえの状態が続いたためでしょう。
歩くという作業も頭は揺れてるかもなぁ。
さて、5時間半ほど歩き、最後はバスで香深港へ着いたのです。
フェリーターミナルへ入ってみると、ちょうど船が着き、下船の時で、各宿の関係者がその客を待っている時でした。
民宿はまなすの主人の顔もみえます。
ちょうどよいとばかりに声をかけると、なんと荷物を車に積んで来てるとのことでした。
で、その荷物を受け取りました。
さて、あとなにをしようか?
と、喫茶店?食べもの屋?なんかある?
もう歩きたくないというのが一番です。
結局ターミナルの乗船口がある二階の待合室へいきました。
乗船券は稚内で入手済だし、エアコン効いているし、椅子があるし、文庫本持ってるし、飲料水の自販機もある。
午後二時過ぎだから予定の稚内行17:50発までにはかなり時間がある。
(船が泊まってるあいだにペンキを塗ってた。)
で、座ったら二人とも動かない。
途中利尻島まわりの稚内行が出発で目の前に長い列ができても、座ってた。
その列に同じ宿だった人が並んでいたが、なぜ乗らん?てな顔してたが、我々は黙って座ってた。
二人で少し話したのが、利尻周りで稚内行きと直の稚内行では値段が違うかどうか?
女将は利尻周りは高いというし、私は同じだと思うで、と意見が違う。
鳥取で調べたら2,990円と2,370円で女将が正しかった。
この利尻島周り稚内行がでてしまい、一度誰もいなくなった待合室に係りの人が一人で掃除をし、その後ちらほらと、また乗船客が集まりだした。
最終便でした。
そんなに混んでいなかったです。
来た時と同じような景色だろうとあまり期待してなかったが、これがまた、ごっつい日の入りを見てしまった。
空、海、そして太陽。
これがなかなか写真ではその有様をどう撮ればいいのか?
写真は真を写さないんです。
で、何枚もいろいろ設定変えてシャッター押しました。
画像をクリックしてくださいね、大きくなるから。
実体験は風が体にあたり、波が目の前にあり、大きな朱赤な太陽が少しづつ高度を落として、水平線へ姿を消していくのです。
なんかドラマですよ。
感激ですよ。
沈んだあとで思ったんです。
富士山を予定してなくてポンとその姿を見た時とても得した気持ちになりますが、これもそんなところがありますねぇ。
あぁ、最初の予定してたフェリーにしてよかったですよ。
19:45稚内着です。
でこの日のホテルはやはり駅近くではありますが、一昨日とはちがうところ。
価格は数百円しか違わない。
ターミナルからホテルへ行く途中にコンビニが、セイコマートがあって、「ここで(夕飯)買っていこうか?」と私は言ったんです。
「いけん!ホテルに一度行ってから!だって荷物がとても重たいだけ!」
「ええがなぁ、ワシが買ったのは持ったるで。」
「重たいけぇいけんって言ってるが!」
どうやら、どこかお店で食べたかったようです。
だが適当な店がない。
二度行った駅前の店はちょっと飽きたし。
あまり歩きたくないし、結局先のセイコマートでした。
風呂が先だったか?サッポロビールのクラシック飲みながら食べて、おいしゅうございました。
次の日は朝7:00稚内発のスーパー宗谷2号だもんで起きるのが少し早い。
疲れているし、血圧測って早々に寝ました。