一番大きな目的地である礼文島の元地を見て、再び揺れない稚内のホテルです。
窓から港を見るとまだ日ノ出前。
空の色で水平線の向こうには太陽が隠れているのがわかります。
年寄は勝手に目が覚めてしまいます。3:17AMです。
これが朝日。
カメラで撮ると朝日も夕日も変わらない。
光に忠実な機械です。04:10。
この日は7月10日(金)でこの旅行の6日目です。
朝7:00に稚内始発のスーパー宗谷2号で札幌乗り換えで函館まで行きます。
ここのホテルには簡単にコーヒーとか紅茶を入れることができる、なんといえばいいのか、メーカーがありました。
色々とホテルも客引きで大変です。
起きたのが5時だったかな。
ここのホテルにもなかなかいい版画(?)がかかっていました。
昨日買っておいたセイコマートの朝食でした。
おいしゅうございました。
この画像は窓から見える駅に近いところなんですが、鳥取に帰ってすぐにここのお店から注文があったんです。
稚内ですよ。売れてほしいです。ほんと。
ところで昨日から女将の靴の底の先っちょがはがれたんです。
礼文島の5時間半の歩きには靴も耐えられなかったらしい。
で、靴屋知らんし、函館で新しいのを買うか、と話してたんですが、まてよ、コンビニで接着剤を買って貼り付けてみよう。そうなった。
エレベーター降りたところに掛かってる版画。
なかなかいいですよ。
駅と同じ建物にあるセイコマートで接着剤と列車内で食べる昼食もそろえて、靴を直したのがこの稚内駅でした。
直りました。
そうそう、地元の牛乳も買ったし、地元ブランドのちくわパンチーズ入りも買いました。
スーパー宗谷2号です。
おそらくここ稚内にはもう来ることはないでしょう。
始発だから自由席も確実に座れます。
来れてよかったです。
次の大きな目標地は青森県の大湊です。
これは49年振りですねぇ。
これが鳥取で手に入れてずっとここまで大事に持ってきた切符です。
で、地元牛乳を飲んでみた。
少し濃いめかな。
昔小樽駅で牛乳の自販機があり、瓶の牛乳を飲んだ時にはとても濃くておいしかったんです。
だから是非北海道の牛乳は飲んでみたかったんです。
鹿にぶつからぬよう警笛鳴らす列車に揺られながら、さすがに女将も疲れていますよ。
けっこうやかましい顔して寝てる。
札幌へ12:06着で、12:13発スーパー北斗10号で函館へ向かいます。
こんどは小樽は通らず、苫小牧の方を通るのかな。
函館着が15:46で、8時間46分の列車旅です。
距離は700キロを超えていたと思います。
北海道はデッカイドウですよ。
北海道の地名は面白いです。またオトイネップだで。
サッポロは乗り継ぎにあまり時間がなく1番線に着いて、4番線始発のスーパー北斗10号自由席だったんですが、写真がない。
混んでいたんです。
始発にもかかわらず、4番線のその列車はもう乗客でいっぱいでした。
デッキに乗るにもそこから混んでる。
列車のなかに入っていくと団体が座ってた。
中国語が飛び交って、皆、年寄から子供までスマホ持って、窓外の写真撮ったり、ゲームしたりと、パワーあります。
いやぁ、途中から女将には席をゆずってくれる人がいたんで助かりました。
函館着です。
これ今見ると白鳥の絵がある。白鳥〇〇号なんてのもあるが、これは北斗10号でまちがいないし。
どうなっているのか。
午後4時前に函館到着です。
すごく、駅前でした。
すぐわかる。そんなホテル。
まずはチェックインです。
えらく広い部屋です。
畳の部屋まで付いてる。
が、
風呂の扉を開いて驚いた。
このカーテンが臭いんです。
だもんで部屋にある消臭剤をシュパ、シュパ、シュパ、シュパと吹き付けて、さらに換気扇をつけて、まぁ、なかなか臭いってのは取れないですねぇ。
とにかく時間がもったいない。
略図をみれば函館山もそう遠くではないし、女将のはなしでは、4代目が函館山がいいといってたので、五稜郭ではなくそのロープウェーの登り口まで歩き出したんです。
陽光きびしい街へでました。
太宰なんて名字がある。
アメリカのような消火栓。
なんか異国情緒もある。
どう?昭和の初めの東京みたい。
路面電車も通っています。
路面電車が走ってるところってのは、なんかいい街のような、そんな感じがします。
で、足が、腰がだるい。
さらに函館は坂の町だという記憶が、よみがえって来たんです。どうなのか?
と、なんだ?竜馬がいる。
坂本龍馬が函館にいるんです。
右手を挙げてニューヨークの自由の女神をまねているのか?
なんかきっちりとは説明文を読んでいないが竜馬が函館にも来たらしい。
その記念だそうな。
まぁ、でも、函館に銅像まで作らないかんのかなぁ。
路面電車が走って、レトロな建物があって、そこの土地そのもので資源は十分だと思うんだけどなぁ。
どう?こんなのが次々とある。
鳥取の五臓圓薬局がいくつもあるのとおなじですよ。
小樽よりたくさんあるのではないかという印象です。
明治以降の歴史がものを言ってるんです。
猫もそう思ってる。
おらおら坂だで。
ここをあがらにゃいけんだで。
ついに見えたぞ函館山が。
はーるばる来たぜ はーこだて〜
この場所で女将はいう。そしてワシとの問答。
「4代目は公園は行ってないだが。」
「公園ってなんだいや。」
「函館山の上が公園になっとるだが。4代目が知り合いから聞いてとってもええっていうことだで。」
「え?4代目は函館山には行ってないだかいや?」
「いろんな人からええって聞いとるみたいだで。」
私は4代目が行って、その感想を女将が聞いているのかと思ったんです。私が聞いたのは、こうです。
「4代目が函館山はええって言っとたで。だけぇ行ってみようなぁ。」だったんです。4代目は行ってなかった。
往復1,200円だったかな?大きなゴンドラでした。
これで見る限り坂はありそうにないがなぁ。
便利な山なんだと思う。
テレビの中継基地もある。観光地でもあるから土産物屋、レストランと、全国からやってくる。鳥取からもやってくる。
世界からもやってくる。
ここも中国語が飛び交っていました。
日本の女子高校生から記念写真を撮ってと頼まれる。が、これがまたスマホ。
わからんがなぁ。
ここを押せばいいからと、その通りにすると他の画面が急に出るし、さらに2シャッター押しちゃうし、なんともです。
が、若さは元気で何度も5人(?)でたんびに足をあげてポーズをとるんです。
長居はせずに降りました。
係りの人に駅までのバスはないのかと聞くと、6:30PMに路線バスがあるとのことで、待っていると6:15PMにシャトルバスがやって来た。
駅にも行くとのことで、これ、ずっと駅に着くまでわれわれ二人だけの貸し切りでした。
しかも主な観光地を回ってくれたんです。
ありがたかったですよ。
少しの時間しかここの予定にはありません。
だから、下調べもしてないんで、予想してない観光バスになりました。
あるで、まだある。
次々とある。
電柱までもが観光資源だ。
新函館ラーメンとある。と、いうことは新しくないのがたくさんあるということかな。
ベイエリアの観光地も駅のすぐ近くでありました。
で、終点函館駅でした。
そこから、我々は路地風のよくある食べ物屋がならぶ横丁を探したのです。夕飯を食べるんです。地元のものを。
と、「大門横丁」とアーケードの上に矢印とともに書いてある。そこに行きました。
居酒屋とかがたくさん集まってる場所でした。
そこにあったラーメン屋さんに入ったのです。
で、「はこだてラーメン」を知るのです。
塩ラーメンです。この店が元祖はこだてラーメンなんです。
で、休みなしにずっと営業してるとのことで、明日志村の動物なんとかのテレビにでるとのことでした。
見ると約束したので、4代目に録画をたのみましたが、結果はyou tube で見ました。
この店「たつみ」の本店のことでした。
そんな話の前にまずビールを注文したのです。
この日も歩いたし、うまいこと、うまいこと、ほんとにうまかった。
ずっと乗り物で脳みそが揺れたままなので、少ない量のビールなのに、ようまわると感じながら、ふわふわしてるままで飲んだんです。
で、メニューにかいてある「ここだけラーメン」くださいといったのが「はこだてラーメン」でした。文字が似てる。
女将はその「ここだけ‥‥」じゃなく「はこだてラーメン」で、私はみそで頼みましたが、これもうまかった。
あっさりとした味で、また食べたいです。
大きな器で、澄んだ塩ラーメンのスープでした。
穏やかな味でした。
750円だったかな。
これがみそラーメンで800円だったと思う。
この日も早く寝ました。
次は青函トンネルを通って、下北半島の、これも半島最後の駅である大湊に行きます。
そう、ここに高校のクラブで一緒だったボート部のクルー3人が集まるのです。