端午の節句が過ぎて和菓子屋も暇になった六月の初め。第一土曜日、そして日曜日、火伏神社の祭りがあるんです。
弊店とは道一つ挟んだところにある小さな神社です。
それでも毎年見ていると、ここにも人それぞれのドラマがあります。
この神社は寿町一区と二区が管理してるんです。そしてこの祭りのときだけ神主さんが出張してきます。
大森神社の神主です。で、太鼓たたいて、一年の町内関係者の幸せを祈るわけです。
子供は町内を提灯もって周り、最後はここに集まって来るんです。ここに集まるとお菓子がもらえる。
人間なにかの楽しみがないと動かんもんですよ。
で、この日は子供の人口がふだんより増えるんです。いいことですよ。とても。実際この町内にはふだん子供の声などほとんど聞こえない。この日は、この町内から他へ嫁に行って子供を作り、その親子が帰ってくるんです。郷の祭りですよ。
実際、若い新米のおばあちゃんと初めての孫あかちゃん、久しぶりの若いおかあさんとその子供。いろいろですよ。でもなぁ、去年元気でここにいわあせた〇〇さんの顔が見えなかったりします。
寂しさもあり、希望もありと、この小さな世界にも大きな世界の法が流れています。
日本の神は人を幸せにする神ですよ。人は神を敬い、姿勢を低くして謙虚に幸せを願うわけです。
政治家はどうなん?
バチが当たるで!