和菓子と餅のことなら鳥取市のホテイ堂へ。謹製御菓子・季節の菓子・御引菓子を紹介します。

醇風の子

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仕事をしながら窓を通して道路を挟んだ「火伏神社」が見えるんです。もう二週間前になるのかな、そこに醇風の子供たちが入り口の階段を上がるのが見えたんです。8人くらいはいただろうか。次にはバラバラに道路を渡り弊店に入って来た。なかには知り合いの娘がいたりするんで、第一私も、いや、祖父から私の息子までみな醇風小学校の出身なんです。

店で応対してた女将が工場へ呼びかけた。

「火伏神社の神さんはなんだいなぁ?」

で、私は店へ出て

「カグツチノカミだがなぁ、イザナミが最後に産んだ神さんだが。(火の神でイザナミは産むときに火傷を負って、これがもとで死んでしまう。だから最後に産んだのはこのカグツチノカミだと私は思っているんです。)火の神さんで、もっとも鳥取大火の時には燃えたけどなぁ。」と答えたんです。

と、引率の若い男性の先生が

「アポなしで来てすみません。外国の人に紹介できるものを探しているもんですから。今の火伏神社ですが、愛宕神社という「水」の神さんの神社があって、各地に分社しているんですが、なにか関係あるんでしょうかねぇ?」

「さあ、どうなんでしょう。」とワシ。

で、G寺に行ってみることをすすめました。この寺はこのブログで掲示板を紹介してますが、演奏会なんぞも開いていてけっこう「門口」が広そうなんです。小学生も受け入れてくれそうなもんですすめたんです。

その結果は聞いてないですが。

さて、そのあとで京都の愛宕神社を調べてみたら、複数の祭神のなかにカグツチノカミが祭られているんです。そして「火迺要慎(ひのようじん)」と書かれた火伏札を配ってたとのこと。

引率の先生は水の神と云ってたがこれは火事を防ぐ神社だから「水」の神と勘違いしたのに違いない。

要はこの愛宕神社から分かれた神社ではないかと、そんな感じが強い。

東京にも愛宕神社があるが、家事を防ぐために作られたらしい。だが、これも大火や関東大震災、さらには空襲で焼けたりしてるみたいだ。

まぁ、神社ってのは人の願いが形になったものだろうから、そして願いを託すところだろうから大切には思うものの、全能ではなく、それはそれでやむを得んわなぁ。

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