お米でお世話になっているTさんのお母さんの初七日とのことで先日ヘギの注文がはいりました。
ヘギの説明をしておかねばならないでしょう。
ヘギのもともとの意味は木を剥いだもの。いわばお皿の原点でしょう。実際むかしは木を圧縮して皿状にしてありました。
後はこれがちょうどスーパーのトレイの材質で同じく皿のよになっています。これは今でもあると思います。
このいわばお皿の上へ色々なお菓子を盛り、風呂敷のような紙で包みます。これを茶話会とかほかに人が集まるときにお茶菓子として配るのです。
弊店では、配られた人が、一度開くと再度は包みにくく持ち帰りがしにくいだろうと簡単な箱に変えています。ですがこのいわれでヘギといっています。
さて、注文がはいりました。
仏事に使うものです。
時は正月。
めでたい感じのものではやはり抵抗があります。
松でも竹でも梅でもないもの。でも正月のその材料でこしらえのできるもの。
結果、水仙にしました。
通常雪の中に花を表しますが、今陰暦では春なので薄緑の抹茶羊羹押し餡台(羊羹にうすく練りきり餡を貼り付けたもの)です。
しゃっきりとしてると思うのですがどうでしょうか。