まぁすべての女性とは言わないが、これ、おんなじゃない?と感じたことなんです。女性の方腹を立てずにお願いします。悪気はないのだから。
梅雨の只中、しかしその時は雨がやんでいた。店に私と女将、そして店舗補佐たおちゃんがいたのです。
小学生の下校時鋳物師橋の方向にたおちゃんの次女が友達と二人でとぼとぼと帰ってくるのが見えたんです。
するとこの次女は手にした傘を空へ放り投げたんです。もちろんすぐに硬いアスファルトの上へすぐに落ちる。
「あれ!傘を放り投げたで!なんちゅうことをするだいや!」と私。
ところがまたすぐに投げた。
「あ、また投げたゎ!」とたおちゃん。
元気と云えば元気が余っての仕業です。
あいだをおかず弊店の扉を開いて帰って来た次女へ私は言ったんです。
「こら!傘を放り投げただろうが!いけんがな!」
ところが、この次女はなんにもそんなことはしらないといった表情でランドセルを方から下ろし置こうとしている。
顔色ひとつ変えない。
母親たるたおちゃんが
「あんたあなぁ、三人が見とったあで!あんたぁいけんが!」
この言葉に、やっと少しにやりとした表情。
このときに何故か感じたんです。
あぁ、小学校一年生でも、もう女なんだ。と。いや、同じ一年生の男の子なら、何か言われて知らぬ顔は出来ない。と、思うんです。
ちがうだろうか?