7日の土曜日ですよ。
餡をしっかり炊いて、そのほか次の週の準備もして、「おう、今週の仕事もおわったわい!」こう思って一日の終わりの風呂に入って、さらに糖分0のビールを飲もうと、パンツいっちょでリビングへ出てきたんです。
電話が鳴りました。
「はいホテイ堂です。」
女将がその受話器を裸のワシに渡すんです。
「県庁の〇〇さんだで。」
土曜日は県庁休みなのにと思いながら受話器を取りました。
前知事の頃から一年に二度の注文を受けてたんです。お祝いの御菓子です。
これは大変な苦労の製品なんです。その調整がむずかしい。ひどいときなんか注文の数くらいのダメな失敗作が出来るくらいです。
ところが今回のときにはほとんど支障なくするすると出来ちゃったんです。いやぁ、すっきりといい調子でした。そりゃぁビールもうまかった。
に違いない。
で、その電話。
「あ、〇〇です。実は今回コロナの感染者がでたので◇◇(お祝いの式)は中止となりました。」
「はぁ、そうですですか、まぁ冷凍も効くんで大丈夫ですよ。」
「いや、今回は取りやめになるかもしれません。」
ニュースで鳥取県で感染者が四人だったかな、年寄りだったと思うが出たのは知っていた。
これが弊店の製品に繋がってきたんですよ。
なかなかそんなこと読めれないで。
月曜日の9日に配達の予定でした。
なんということか?
いやぁ一寸先は闇。
まてまて、一寸先は快晴。
コロナに負けたらいけんでなぁ。