ざっと二週間のごぶさたでしょうか。
こう、積極的な気もちが湧いてきません。何もかも重くてめんどくさいといえばいいのか。
しかしこれじゃぁダメだわなぁ。
一週間前に甥が亡くなったのです。
37歳。
幼い子供二人と、妻と、兄と、親と我々を残して行ってしまいました。
我が家の二人の兄弟の弟のように育った甥でした。
記憶に残るのはいつも笑顔で優しい性格でした。
7月に病気だと解って治療していたものが、12月の一週間前に急に亡くなってしまいました。
我が家の息子たちも見舞いに行くつもりが突然に葬儀となったのです。
通夜に駆けつけると小さな会場で家族葬ということだったんです。
喪主達はそのつもりだったんです。
会場にはいるとたくさんの花にかこまれたその遺影はいままでの印象とは違って男の顔でした。
子供が二人出来て父親となっていたからだろうと思います。
正面に「南無大師遍照金剛」と大きく大書してあり、あれ、真言宗だったか?と思ったのは私だけだったろうか。
終わったのが午後7:45ごろだったか。
ところが弔問客が途絶えない。
会場に入りきらずに、寒いのに道路にも結構な人数がうろうろしているんです。
皆甥とは同年代のようです。
我々は10:30頃かな、たくさんの弔問客の間をすり抜けホテルへ引き上げました。
あとで聞くと200人くらい詰めかけたとのこと。
さらに僧侶も甥とは長い付き合いの仲間だとのことでした。
家族からも慕われていました。
なんせ怒ったことがない。ちょうど私の祖母の血を継いでいるようなところがありました。
次の日の出棺の時には、その妻は甥にほおずりして別れを惜しみ、斎場ではその兄は骨壺に入れた遺骨とは別に甥の骨片をハンカチに包んで持ち帰りました。
こう書いていると私も涙が自然と出てきます。
書いてしまわないとどうも次が出来ない。次に進むことが出来ません。
次は是非とも写真展開いてみせます。
鳥取の人はその時には会場へご訪問ください。ざっと50年ぶりのものになります。