このまえ一本の胡瓜を採って、食べた。
胡瓜の味がした。
なにか、普通一度に大きいの、小さいのが成るものと想像してたんだが、そうではなかった。
一本の胡瓜がまず成った。
しばらくして、
ほら、二本目の胡瓜なのです。
名付けて「女将胡瓜」です。
最初花が咲いて、花の中から胡瓜状のものが伸びてくるのかと思ってたら、そうではなかった。
花の根元から花を先にして伸びてきた。
まだ軽いから横に伸びたままだ。
一本目のときには長く伸びて土に着きそうだったので女将はイグサを土の上へ敷いたが、その後実際にその上へポテンと尻を着けていた。
さらに今回は三本目の花が咲きかけている。
なにか、大したもんですよ。
ちゃんと成る。
で、ここで一句。
毎朝に眺め水やるミニ胡瓜
イグサ敷く胡瓜の垂れる土の上
はは、プレバトでは「凡人」と云われるのだろう。
そのプランターの横には紅葉が植えられている。
これはちゃんと地面に立っている。
幹もけっこう太くなって、ただし、上の方は切られることになっており、背は高くはならない。
植えられたときからそう決められているのだが、はたして、ずっとそうなのかどうか。
そのまま命あるとしたら、我々より寿命が長い。
寿命と云えば立花隆さんが亡くなった。
私より9歳年上だ。
えらく頭のいい人で、何冊かその本を読んだし、まだ読まないものも本棚へあるんです。
我々世代が過ごしてきた「セカイ」を作っていた人たちが、ほら「この木何の木 不思議な木・・・」の小林亜星さんもこの前だったし、なんか時と云うものが迫ってきます。