先回の「塞翁失馬」を覚えているでしょうか?
忘れている人も多いと思います。
簡単に記しておきましょう。
昔々あるところにに塞翁という働き者の年寄りと息子、そして立派な馬が住んでいたそうな。
突然その馬がいなくなって、村人は塞翁さんにお気の毒にと見舞いに来たんですが、塞翁さんは、人生こんなもんさ、と動じない。
数日後、その馬が二頭の別な立派な馬を連れて帰ってきたそうです。
村人は塞翁さんによかったですなぁと、お祝いを言いにいったそうな。
塞翁さんは、人生こんなもんさ。とまた答えてそうな。
ところでここの人生こんなもんさ。ってとこ英語でいうとどういうかわかりますか?
That’s just the way it is.
だそうな。
そして次には、息子が毎日馬に乗って時間を過ごしているときに、落馬してしまい足に障害が残ったそうな。
村人は、えらい気の毒なことですなぁ。と、お見舞い。
塞翁さんが言うのはThat’s just the way it is.ですよ。
ところがその後、大変な戦争が起きたそうで、村の若者は全部兵隊となって戦場へ行き、なんと、みんな亡くなってしまいました。
村人は塞翁さんのところへ行き、息子さんは足を怪我してよかったですなぁ。というと。
塞翁さんはまた言いました。
That’s just the way it is.
まぁ、何がいいことで、何が悪いことなのか、だれもわからないのですよ。
だから、まぁ、できる限り頑張ろう、というのかな。