「えっ」て思いました。
まぁ、そんなに大したことではありませんが。
私の中では「月食」より重いです。
徳川から明治新政府に国の政治が変わるとき、内部的には鳥羽伏見の戦い、戊辰戦争がありました。
外部的にはアジアで植民地になっていないのは日本だけ。
欧米の連中は虎視眈々と日本を狙っているわけです。
日本の心ある人たちは危機感を抱きました。
そんなこんなで1868年が明治元年となるわけです。
で、西南戦争が1877年(明治10年)、1894年(明治27年)には日清戦争がありました。
さらには十年後の1904年(明治37年)ロシアと戦って、負けなかった。
日本にはほとんど軍費など残っていませんでした。
だが、国民は勝ったと大喜びでした。
そしてまた十年後の1914年(大正3年)第一次世界大戦があって、日英同盟を結んでいたので連合国側で勝者となりました。
世界の一流国とけっこう肩を並べるようになったわけです。
だが、人間いい気になったらいけません。
かって日露戦争では世話になった同盟国のイギリス、そしてやはりお世話になったアメリカと敵国となっていくんです。
遅れた帝国主義というのか、満州国をつくったりして国内的には軍部の台頭です。
日独伊三国同盟を結び、世界との断絶が決定的となります。
結果1941年(昭和16年)の真珠湾奇襲となります。
大国アメリカを中心とした連合国側には歯がたちません。
たくさんの犠牲者を出しました。
1945年(昭和20年)日本は初めて外国の軍隊に占領されます。
この時、ああ、これで戦争が終わったとほっとする人も多かったそうな。
だが、日本はぺしゃんこになって、ここから再出発となります。
GHQは改めて民主主義を日本へ植え付けようとします。
いやぁ、占領軍がアメリカ主導でよかったですねぇ。
これ、ソビエトだったらどうなっていたのか?怖いですよ。
いろんな、各国それぞれの事情もあって、日本は国防を二の次にして経済を重視した政治を選ぶんです。
これって、たぶん正解ではなかったのかと思うんですが、どうなのでしょう。
経済大国になりました。
だが、国防という点では一般的にあまり真剣には考えていなかったのではないでしょうか?
確かにアメリカの都合で出来た自衛隊はありますが、国民にとってこれはどうなのか?
今までは災害派遣とかで、自衛隊には大変お世話になりました。
自衛隊に対しての見方も変わってきました。
あぁ、そう、動乱の昭和、日本には戦争のない平成、そして今はコロナの令和です。
今年は2022年ですよねぇ。
これって、幕末の時、産業のほとんど何もなかった日本。
この明治元年から、昭和20年のぺしゃんこ日本。
この終戦の年を折り目にして年表を折ると明治元年が今年に重なるんです。
1868年から1945年までで77年、1945年から2022年までが77年です。
なんかなぁ、米と生糸以外何もなくて、それでも日本を諸外国から守った明治の人たち、さらに経済も頑張った。
今、令和の時代、コロナに負けずに、外圧にも負けずに、子孫たちよ頑張れ、と、明治の人たちが大きな声で言ってくれてるような気がするんです。
ワシの勝手な気持ちかな?
あ、そうだ、画像は同じ仁風閣ながらちょっと違う部分もあります。
日を改めて撮ったものです。
この建物は明治末期に建てられたものですが、昔は博物館だった時もあるし、自由に建物のところまで車で入ることもできました。
この建物、いいですよ。