23日は例の住民投票条例案(5万人の署名)が市議会によって否決された日です。
素朴な市民の署名を市会議員が否定したのです。
なんか、これで思い出したことがあるんです。
それは、そう、市会議員は読んでないのでしょうね。
司馬遼太郎が書いているんですが、どの本だったか?
大日本陸軍の参謀本部のことです。
この参謀本部はどんな作戦を立案し、それが失敗しても各々参謀は責任をおわないとのこと。
実際にノモンハン事変からインパール作戦などその失敗は数知れません。
だが、責任どころかさらに破滅への作戦を立てていくのです。
たくさんの兵が食べ物もなく亡くなっていきました。
さらに司馬遼太郎は太平洋戦争当時戦車兵だったのですが、戦争末期に本土防衛とのことで部隊は満州から、栃木か、群馬かどちらかに移されるんです。
これは東京湾に上陸した連合軍に対するためです。
で遼太郎さんは上官に聞いたんです。
「連合軍が東京湾へ上陸した時には避難した人々がこちらへ向かって逃げて来ると思うが、そうしたら戦車は進めません。どうしたらよろしいか?」と。
さて、上官は「轢き殺してでも行け。」といったそうです。
だいぶ昔に読んだものだから記憶がどうだか‥といったところがあるかも知れませんが、たぶんそんなに違いはないでしょう。
なんかそんなことが23日いらい頭の中へ浮かんでいるのです。
これは、5万人の署名をいとも簡単に否定した市議会。
これは権力という戦車に乗って国民、市民を轢き殺したのと変わりません。
これはいけません。と極めて思うんです。
傲慢ですねぇ。
民主という言葉に反しています。
ましてや鳥取市自治基本条例を見てください。(先日このブログに掲載。ネットでもすぐ出てきます。)
そこにある条例の意味からいうとまったく可笑しい。なんの為の基本条例なのかわからない。
またきっちりと議会側は二年半も討議をしてきたというのならその有様を市民に公開すべきです、加えて市民の会がわでは、そう、八村さんに中心になっていただき鳥取市の財政がどうなっているのか分りやすく説明をしていただきたいと思うものです。
さらに、もう一つの問題。
身近な人に鳥取市自治基本条例のプリントアウトしたものを、「読んでみんだか?」と言うも、誰一人読もうとしない。
これの方が問題かもしれない。