人によっては9連休というごっつい連休も終わりました。
いいですね、休みのある人は。と、思ったりするんです。老いてきたせいかな。
さて、この小さな和菓子屋にもその影響が波寄せて来ます。
神戸の妹たちが里帰りです。
でも、いまや神戸も「実家」となれば、、、これは、そこから巣立った神戸の息子たちがいるからです。
実家となれば、この田舎の実家の素には以前のようには永く滞在もできません。
それでも我が家にとっては年に数度の賑やかな夜となります。
酒買って、肴、料理もあそこのがええで、と、交渉して買って来ます。いや、配達してもらいます。
今回は「ここち」さんの料理で、家庭料理でつくりたて。大好評であくる日にはほとんど残ってなかった。
四代目夫婦も一緒に、飲んで、食事して、と、いつものパターンです。
こういうのをたぶん幸せの時というんじゃないでしょうか。
家族という縁ある人があつまって、気も置かずに飲んで、食べて、しゃべって‥‥‥。
私はいつも早くに部屋へ引き上げるんです。
だが、他の連中はここぞとばかりに、しゃべるわ、飲むわ!
さらに、飲むわ、しゃべるわ、いちどに大笑いするわ!大変。
寝ようとする私には、これはかなわん。
だが、今回は少々違ってた。
以前に100均で耳栓買ってたんです。これって、あの、低反発枕の素材とおなじものではないかと思うのですが、つまんでもすぐには返ってこない。
これを、両耳につっこんで、これで寝れるわいと、そば殻の枕へ頭をあずけたのです。
低反発というものの、だが、耳の穴にきちんと合わない。
さらにギッチリと穴へ入れ込んでも、まったく音が聞こえなくなるということにはならない。
こんなもんですよ、現実は。
でも、なにもしないよりはけっこういいですよ。
そんで、やっぱり耳栓を突き破り、一番聞こえるのが女将の高笑い。
かなり飲んでいたんでしょう。
妹はまだ風呂に入ってないのに、自分だけは風呂を終わり、さっさと風呂の栓を抜いてしまったりと、まあ、やってくれますわい。
あくる朝は枕へ顔をうずめて、頭が痛いとくずれていました。
一泊にて妹二人はまた神戸へ帰っていきましたが、毎回滞在中の朝は母親が朝食をこしらえてくれます。
で、一句。
里帰り 小さな母が 作る味
どうでしょう?こっちがいいかな?
母作る 田舎の朝の ハムエッグ
里帰り 朝食作る 母の音
里の朝 心尽くしの 母の味