画像は「逢えましたね」をオーブンから出した焼き上がりの姿です。パイ生地のバターの焼けるいい香りがしています。
和菓子屋でバター。そう、四代目の創作です。
世の中はもうUターンが始まっていますが、和菓子屋は忙しいのです。盆は里帰りの人々で街の道路にも車が多いです。
たくさんの里帰りの人、また里がなくても鳥取へ帰ってこられる方もおられます。
墓参りです。
「船橋の西部(百貨店)に売ってありましたね。」ご夫婦、と子供さん二人。四人のご家族でした。
お聞きしますと千葉県の船橋に住んでおられるとの事。以前は鳥取、それも弊店の近所に住んでおられたとのことでした。
ただ、今は鳥取には里はなく、でも墓参りに毎年帰鳥されるとのことです。
鳥取の商品が千葉の百貨店へ並んでいたことが嬉しかったとのことで、来店につながりました。
当方にとってもほんとに嬉しい限りです。
また、息子さんと二人、父子で来られた方。
西中を卒業、一中から変わった西高へ入り、今は明石で暮しているとの事です。元気な関西人といった感じの方で、弊店の近所の寺へ疎開をしていたとのことです。弊店には一度寄ってみたかったとのことで、昔話を息子さんは笑顔で黙って静かに聴いて、支払をされました。
「盆」とは昔のことに気持ちを馳せるときかもしれません。