» 我々の国のブログ記事

一昨日朝読み終えました。

さすが司馬遼太郎さんですよ。作者のものを40年ぶりくらいに読んだんですが、やっぱり面白い。

もともときっかけは中村彰彦さんの文庫をブックオフから買って読んでたんです。

会津藩の祖である保科正之から始まって、結局幕末の松平容保にその筆はたどり、そうなると幕末の動乱に中村さんもまきこまれ、新選組を描かねばならなくなったわけです。

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徳川の時代が終わらんとするとき会津の様々の人々。山川浩、弟の健次郎。

それから、それから、それから誰だったか?ほら京都における公用方、秋月なんとか???

さらに佐川カンベイ、、、読んだらすぐに忘れるもんだ。ワシ。

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目立たぬところでは新選組の島田魁、と次々ですよ。

で、明治になっていくわけですが、賊軍であった会津はもちろんのこと、桑名藩の、ほら立見尚文も描いてる。

これは土佐の人ですが海軍の島村速雄も描いてる。

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大変な人々ですよ。

時代が人を生むのか、もともとそういう人がいたのか。

とにかく日本はすくわれた、そのときは。

あ、いや、そんなの読んだらその後の、明治の時代に足を、いや、目を具体的に向けることがやっとできるわけです。

島村速雄という人は、あの日本海海戦の東郷平八郎の参謀だったわけで、その下に天才たる秋山真之がいるわけです。

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さらにちょっと変わった好古というお兄ちゃんが、この人は陸軍大将になるんですが、別には兄弟が山川兄弟、立見尚文たちと日本を救うことになるわけです。

だから「坂の上の雲」を読みたかった。

カインズホームの近くのブックオフにそれがあったので買った。6巻。

読んでいくうちに8巻だと知るわけで、2巻はこれはアマゾンで買った。

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ところが、これ読んだらまた中村さんの描いたものへ帰るはずだったのに、あらら、それではいけんで、、、と、アマゾンで「この国のかたち」を買った。

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「坂の上の雲」はきれいな本であったが、たぶん人気があるんでしょうねぇ、紙が新しかった。

執筆はあとになる「この国のかたち」は開くと縁が黄色くなっている。

人気がないのかと思う。

昨日倉吉へ行ってたんです。

もうじき広島で全国菓子博覧会があるんですが、その打ち合わせです。

行くときは実質高速道路の青谷道なんか通って、そりゃぁ楽ですで。

信号もないし、交差点もない。ただ、風は強かった。車が少しハンドルとられてた。

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無事に帰ってきました。

帰りは旧道。

その途中東郷湖に添うて帰って来たんですが、どこにも桜、桜が咲いていました。

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画像は四月一日の鳥取のものですが、何処もおなじような様子です。

花盛り。

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雪にとじこめられた人が外に出たいというきっかけがほしくて、そしてうっぷんを晴らしたいのか、だから植えたのか。

クローンのソメイヨシノはいっときに咲きます。

華やか。

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今週の土、日曜日は桜祭りとのことです。

桜咲く、というのは、きっと日本的なんでしょう。

単一民族?

農業文明?

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なんかウキウキしちゃう。

私は簡単な人間のようです。

みんな日本人てソメイヨシノなんでしょうか。

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そうそう、日本ってのはみんな、片方にかたよるときはいっときにかたよるんで、

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鰯が群れて大きな群れを作るように、日本人がそうしなければならないのなら、私もなっちゃう。

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そんな気がする。

明日はこどものくにへ行って子供と和菓子つくり。

来月から再来月にかけては全国菓子博覧会の鳥取地区の準備とかでいろいろ。

なんちゅうかこれが始まれば広島へ6回くらい行かにゃならんで。

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(画像はちょっと古い)

なんぼなんでもそんなには行きたくない。

準広島県人になってしまいます。

広島といえばちょっと‥‥。

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まだ復興してない東北の地震被災地で、誰だったか、そこにいると、誰かが語りかけてくると言ってました。

それは亡くなった人かどうかと。

これってあの原爆ドームに行ったときの感覚が、そうじゃなかったかと思うんです。

何なんだろうかと思う。

なんか、人は理屈でないところで判断したことが一番深いのじゃないかなと感じるんですがねぇ。

自分ではどうしょうもない感覚とでも言えばいいのか、革命ですか。

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来月から何度も行かにゃならんから、少し確かめることが出来るかもしれない。

この三週間かな、そう、フライした豆を食べたのがきっかけなんですが、胃のフンモンの部分が気持ち悪い。

さらに、あらあら、こりゃいけんこと。

もうじき毎年のことですが、菓子組合の総会を開かにゃならんというので出欠を集めているのですが、

なんといえばいいのか、欠席が多くなりました。

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要は皆さんが歳をとってしまったということでしょう。

たとえば、肺炎で入院してるから。

また別なお菓子屋さんは、女房が、ちょっとからだ悪うして通院するのに送って行かないけんだけ。

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つい、数年前までは元気に酒を飲みながら、わいわい言っていた鳥取の職人たちです。

なんとも‥‥‥

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目の前の衰退が見えてしまいます。

かくゆう、私も還暦を数年前に超えてしまいました。

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参りましたね。

大きな波がこの鳥取にも押し寄せています。

まじめさだけでは負けてしまうような、そんな感じがします。

日本の古い農民感覚といえばいいのか、まじめ、お天道さままかせではだめです。

どうもそんな感じ。

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この鳥取市に残る和菓子屋は、このままでは数軒になりそうです。

ふうむ、です。

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司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」からです。

たくさんありますが、一つだけ。

「人類は多くの不幸を経、いわゆる帝国主義的戦争を犯罪としてみるまでにすすんだ。

が、この物語の当時の価値感はちがっている。それを愛国的栄光の表現とみていた。」

なんか、尖閣でのの現中国の匂いがあるような、そんな感じがします。

 

日本はどうすればいいのか。

一人でもいいから学ばにゃならん。

お互いの歴史、現状を。他人事ではない。

守らにゃならん。

 

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