» 2013 » 8月のブログ記事
今日の午後でした。
女将が「のぶよしさんS町のNさんが、来とんさるで。」と店へ呼ばれたのです。
出てみると、んんんんん、Nさん?
だってなぁ、40年以上会ってないんです。
その人が「藤田君、藤田君でしょ?」との言葉。
ちょっと待って、だって、40年をさかのぼらねばならない。
やっとさかのぼる頃には、もう、帰るような支度になっている。
そういうところは、せっかく来てもらったのに、ごめんなさいです。
このN嬢とは中学、高校を同じ学校でした。
中学では成績優秀で1番の秀才ですよ。
さらに高校の時は、私、卒業式には出席しなかったんですが、その折成績優秀者として表彰されたそうです。
ねぇ、かなわんで。
そういう歯がたたん人が急に来店したわけで、まったく心の準備ができてない、だってくりまんじゅうを800個作ってる最中ですで。
でも、考えればこのNさんも、藤田君のところへ40年ぶりに尋ねるのは、ちょっと勇気もいったはず。
いやぁ、ありがとうございます、です。
ほんとによくぞ来ていただきました、と思うんです。
でねぇ、鳥取のせまいところなんです。
このNさんの従兄弟のやはりNさんは高校時代に女将とは同じクラブだったんです。
女将はマネージャー。
従兄弟のNさんはプレーヤー。
なんか青春ドラマです。燃えますよ。
燃えたんです。
さらにN嬢と従兄弟のNさんは隣同士で、今N嬢の家をリニューアルしてるとのことです。
「こうちゃん(従兄弟Nちゃん)がリニューアルしてるんです。」との言葉。
なんだよ、そうかよ?てな感じ。
もっと言っておくと、来店のNさんが一番であった中学校で、なんと私の妹も一番だったのです。
どうだ!同じ遺伝子だぞ。ワシも。
さらに普段散歩するその道筋にNさんと、もう一つのNさんの家はあるんです。
いや、とにかくNさん来店ありがとうございましたと言いたい思いです。
今日もまあ涼しかったです。
ありがたいです。
夜ともなればさらに涼しい。
餃子を焼いてビールで食べる。
いま贅沢の時間です。
と、まあ、餃子は置いといて、今日夕方のことです。
今日は小栗の仕上げをして、明日はまたくりまんじゅう製造なんです。
で、冷蔵庫にいれていたその餡、番重にいれてあるんですが結構重いんです。
「ふん!どっこい!」と声出しながら冷蔵庫から出しているときです。
合計4つの番重を出さねばならないんですが、2つ出したときでしょうか、黙って四代目が冷蔵庫にはいり、やはり黙ってその餡を運び出してしまったんです。
いや、ありがたいことですよ、ほんと。
でもなぁ、これまでは「出そうかえ?」とかの声をかけて「おう、頼むわ。」の声を聞いてから手伝っていたんです。
だが、今日の四代目はなにも言わず運び出したんです。
この差は大きい。
歳はとりたくないものです。
で、下手な一句。
頼まぬに 息子が運ぶ 餡番重
孝行が 時悟らせる 餡運び
まあ日中くりまんじゅうを焼いてりゃ、それなりに暑いです。
それでも酷暑じゃない。
夜は涼しいです。
これはもう神様に感謝します。
だが、歳であれば、どうも思う以上に疲れがたまっているらしい。
女将も同じです。
今日も朝の散歩はやめた。
まあ、いろいろあらあな。
そうそう昨日のお菓子、「逢えましたね」を書きながら頭に浮かんでたんですが、だがちょっと載せるのにははばかられた。
いや、「逢えましたね」はいいんです。
で、なんでも陰があれば陽がある。
プラスがあればマイナスがある。
それで写真撮るのに「逢えましたね」を二つに切るときちょっと頭に浮かんだんです。
「逢えましたね」にナイフを入れてふたつにすると「別れましたね」となる。
この豊かな時代では、日本では別れたく思ってるカップルも多いんじゃないかなと思うんです。
さて、どうなんだろ?
別な話ですが、昨日のニュースで自衛隊の演習に見学者の数が増えたといってた。
それは別段いいと思う。
が、なんだ?女の子が、高校生か?それが戦車に乗る漫画があるそうな?
で、その漫画の主人公そのままで、コスプレというのか、そのまま富士の演習場に来ていた。
さらに若い青年が戦車に頬ずりして「萌え」などと言っていた。
なんなんだ?これは?
戦車は人殺しのごっついものでもあるし、だから日本の国民を守るものでもあるわけで、頬ずりするもんじゃないで。
日本刀や槍に頬ずりする者はそうそういないと思う。
ましてや血がついた刀に頬ずりする者はいないだろう。
昨日の夜はたいへん涼しかった。
窓を開けたままでは寒く早朝には窓を閉めました。
で、今日の夜、やはり涼しいです。
ありがたい。
お菓子のはなし。
これは「逢えましたね」という菓名を付けたお菓子です。
命名は私ですが、お菓子自体は四代目の製作です。
パイ生地を使って、そうなぁ、和菓子屋が作った洋菓子と言えばいいのかな。
数年前に作った商品です。
中身に栗とりんごを使っています。
和菓子屋だから餡もね。
先日50個くらいかな、県外から注文を受けました。
嬉しいですよ。
さて、気に入ってもらえるのかどうか?
で、ポップを出来ないかと電話を受けたのは送り出した次の日でした。
お得意先は急いでる。いま製作中とのことで、写真がほしいとのこと。
ただちにホテイ堂撮影隊は動いたのです。
私は部屋へカメラをとりに行き、店に置いてる、背景になる黒い板もとってきて、四代目は在庫の中から形のいいものを選んできました。
で、撮ったのが今日の画像です。
電話の相手先は神奈川のお店です。
来店の方々に気に入ってもらえたらと思います。
説明しておきます。
「逢えましたね」とは?
どういえばいいのか、こう、知り合いの中に、知り合いになって感謝してますっていう人がいるじゃないですか。
けっして多くはない。
それは結婚相手もあれば、幼馴染かもしれない。
何かで逢って仲良くなった人かもしれない。
ああ、出会えてよかったと思える人。
親、兄弟もそうですよ。
読んだ本の作家かもしれない。
そんな、縁というのか、この人に「逢えてよかった」というそんな気持ちなんです。
それがこの菓名の気持ちなんです。