» 想うことのブログ記事

もう18日ですよ。

早いなんてものじゃない。

残り少ない余命を考えると、この速さは神の、仏の時間泥棒です。

なかなか悟りは開けない。

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どうですか?

あたりまえの言葉だで。

そう、あたりまえが、一番難しいのです。

毎時間が生まれて初めての時。

そりゃあそうだけどなぁ。

人生一度だけ、かな?

ひととせも 大晦日たれ あしたから

これって大晦日の夜この年最後の風呂につかりながら浮かんできた句です。

休み当日よりその前の日が一番リラックスします。

一年中大晦日であったらいいでなぁ、と思うんです。

まぁ、正月の場合休みが普段より多いから、また晴ればれとして元旦もいいものですがね。

その元旦は、いまから考えると、それまでの勢いでブログを書きました。

だが、二日からは気持ちがゆるんだ。

どうも気持ちと体はずれがある。

ひととせも 大晦日たれ あしたから

と浮かんできたのに元旦はまだ緊張がとれてなかったようです。

二日からですよ、気持ちともにベッドの上に流れ出た接着剤のようになったのは。

で、紹介しておきます。弊店の年賀状です。

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これ、クリックしてください。大きくなって読むことができます。

あらためて、

あけまして おめでとう ございます。

皆様の数少ないながらも、注目いただいてることが、このブログを続ける力となっております。

これは感謝です。

続いて個人的なものも披露しておきます。

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去年も仁風閣を年賀状にしましたのでこれは数少ないです。

これが届いたところは宝くじが当たっているかもしれません。

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多くはこれです。

この画像の人物は女将です。

これ撮るときにユージンスミスの写真を意識して撮りました。

さらにその画像を見たときに

この道に いく人もなき 秋の暮れ

を思い出しました。

で、ええでないか、と、年賀状です。

来た中で嬉しい年賀状もあります。

ほら、普通、作られた形のデザインてのがあるじゃないですか。

ユニークなのはそうそう多くない。

でも、これ見てください。

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どうだい!?これ見てよ!

この前の和菓子教室で作った雪だるまの松竹梅ですよ。

はは、いいじゃないですか。

これを実りといいます。と、思う。

鳥取の今日は雪で真っ白になりました。

もっとも今は(8:00PM)とっくに溶けて雪はありません。

だが風は強いです。冬ですねぇ。

さて先回、村井長頼さんの時世の句を載せましたが、他にも自らを露にたとえた有名人がいました。

秀吉ですが、その時世の句を載せると、

露とおち露と消えにしわが身かな

                  浪花のことも夢のまた夢

でした。もう一度村井長頼さんの句を載せると

惜しみてもかぎりありけり露の身の

                  消えての後はかぜや吹くらん

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秀吉はとんでもない権力、財力、さらに女?、男が願うすべてのものを手に入れたんではないかと思うんですよ。

でも、心は安らかでなかったようです。

厠、すなわちトイレにもすぐに逃げれるように川を引き入れ舟を用意したりとか、けっこう大変だったようです。

その句は、なんとも、むなしさ色が濃く出ています。

そして孤独です。

そして村井長頼さんの句はなんか自負があるんじゃないかと思うんです。

自分はそれなりに役に立ってたぞ、とね。

それは自分をわかってくれる人がいる、と、そう感じてたんではないかと思うんですがねぇ。

そのわかってくれる人は前田利家だったり、お松さんだったりしたのではないでしょうか。

だからお松さんが家康の人質となって江戸へ行くのに対し命をかけて守るために一緒に行ったのではないかと思うんですが、どうでしょう。

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この長頼の息子は長次というんですが、利家の娘と、ただし細川忠興の息子に一度は嫁いだ千世姫と一緒になります。

加賀百万石の二代目利長、三代目利常の義兄弟となるわけです。

そうそう、話は変わりますがこのブログもそうですよ。

このあいだ千回を越えたと載せたら、神戸の妹がコメントを寄せてた。

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「私は千回読んだで。」と書いてた。

そうだよ、そうだよ。

千回も読んでくれるよき人がいるから続けられたんですよ。

私も村井さんのような、「かぜが吹く」と辞世の句を、そのときには残しましょうか。

あと十日ほどで新年を迎えます。

師走でもこの頃になると零細和菓子屋も仕事が詰んできます。

なのに四代目はJC(日本青年会議所)病です。

なもので短くブログです。年賀状も今日四代目が買ってきた。ワシにせぇっていうことか?

なんちゅうヤツじゃ。さらに寿郵便局へ買いに行ったのに、お金払って年賀状を忘れて帰ったとの女将の話。村井豊後守長頼もおこるで。

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皆疲れているのか?

(画像は女将アレンジの店内飾り)

この村井長頼さんは前田利家が信長の下で頑張っていたときからの家来です。

利家とともに戦場を駆けた武将です。

勇敢で、利家の盾となり、前田家の家老ともなります。

利家亡き後、利家の妻、お松さん(芳春院)が徳川の人質になって江戸へ行ったときにはこれについて行ったという律儀な人です。

鼻から顎まで切り傷があり、さらにりっぱな髭を蓄えてたそうです。

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この勇者も亡くなるんです。

1605 年12月6日(新暦)に江戸です。

で、この人の時世の句がいいんです。

はは、ここまで長かった。

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享年63歳です。

で、句。

惜しみてもかぎりありけり露の身の

                   消えての後はかぜや吹くらん

と詠んだのです。

ワシは雅な和歌なんぞわからんが、この村井さんのは無駄が無くてあっさりとして、自然の中に生まれて来た己をしっかり見ているようで、なんか学者というか、ええで、これは。

あ、今また中村彰彦さんの文庫を読んでるんです。

前田利常を書いた本です。

このブログが千回を過ぎて何回目かになります。

少々千回目を楽しみに考えてたんですが、いや、待てよっと、そりゃぁたいしたことないぞと考えたんです。

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まあねぇ、ここまで続くとは思ってやりだしたわけではないんだけどねぇ。

千回だといって騒ぐのも大人気ないしねぇ。

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で、まぁ、もうそろそろ千回を過ぎたと載せてもいいんじゃないかと今日になったんですよ。

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いやぁ、たいした事ありませんて、千回なんてねぇ。

笑っちゃいますよねぇ。千回でどうこういうのって。

いろんな意味で、あははです。

私がどう考えようと、関係無しに時は移ろっていきます。です。

そうそう、今日甥の上役だという人二人が車で来店。

鳥取に出張だとのこと、甥から聞いたからやってきたとの事でした。

甥は認められているんだと思った。

たいしたもんだ。

それに比べりゃ千回なんてちっちゃな事よなぁ。

あははははッ。

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