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何度かNHK鳥取局より電話があったんですが、昨日アナウンサーのU 譲が下見に来店。

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「おいり」の取材です。

そう、おいりは鳥取特有なものです。

弊店では四十年を超える年月を作っています。

いろいろありました。

たよりにしていた問屋さんから価格を下げるよう要望されたり、さらに、これからというその年の初めに切られたり。

これにはガメました。

結局別な問屋さんへ話を持って行ったのです。

先の問屋さんは広島で安い「おいり」を製造して鳥取で販売したりして、なんとも。

これが商工会議所の偉い人だったりするわけです。

結局広島の製造所は倒産しました。

さて、昨日の話です。

大阪出身のお嬢さんです。

よくしゃべる、さらに、よく突っ込む。

こんなことまで聞くのかと思うくらいに突っ込むんです。

なんとフリーのアナウンサーだとのことです。

事業主です。

頑張っていただきたい。

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で、本番は13日(金)の午後6時から7時までのローカル番組です。

以前も同じことがありました。

その時の I アナウンサーは出世して東京で、そう、昼の番組で毎日のようにその姿をみます。

不思議に鳥取局を経た人は、あまり事件がなくて勉強できるのか、出世するんです。

昨日のブログの「おいり」関連ですが、まずそれに使う生姜が少なくなって日光まで買いに行くつもりだったんです。

白鳥も撮れるし、いやいや、白鳥も鴨も撮れるし、そのつもりで電話で打ち合わしていたんですが、あちらから電話があって配達するとのこと。

鳥取の役場へ、たぶん陳情かな?でるとはきいていたんですが、スーツ姿で軽トラに乗って来られました。

それとNHK鳥取局の若い女性記者さんからの電話。

おいりを中継したいとのことですが、これがまた、鳥取特有のものですのでなかなか話が通じない。

そういえば去年もNHKさん取材に来られました。

むずかしい質問もあったと思う。

いや、まぁ、人にわかってもらうというのは、難しい。

夫婦間でもそうだもんなぁ。

で、この時期のなまものです。

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この時期なかなか作るものがないのです。

いまさら正月の和菓子ではちょっとなぁ、と感じるわけですよ。

で、梅を形にしました。

まだある。

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色がなかなか出てないけど、これも梅。

これって「飛梅」なんて菓銘を着けてもええで。

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梅があれば春を告げる鳥もいます。

う「ぐいすもち」、ですよ。

これはおいり製作中のパートさんへ賞味してもらうのが毎年の恒例となっているんですが、、、、もう、黄粉の香りがしてる時点でパートさんが浮足立ってしまうくらいおいしいです。

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これも色がでてないのですが、赤の「寒椿」です。

こう、寒椿というのもちょっと抵抗があるんです。

旧の暦と、通常のカレンダーとはずれがあるんで、和菓子の世界ではもう春なんですよ。

だから、年の初めに、初梅とか、若笹とか菓銘をつけるわけで、そのあとのこの時期に寒椿とはちょっとなぁ。

でも季節は「寒」なんですよ。

この椿、赤色のは永い間作ってませんでした。

白が緑葉の艶とよく合うからなんですが、今回は赤いなまものが必要だったんです。

「ヘギ」というのですが、詰め合わせを作るのに赤色がどうしても必要だったのです。

で、うすい色にして、形もこんもりとかわいくしました。

出来はまぁまぁです。

紅椿といえば、かっこよく、これはずっと忘れない句です。

紅と黒ですよ。

古井戸の 暗きに落つる 椿かな

与謝野蕪村の句ですが、椿の紅が象徴的ですよ。これ。

で、今日初めて知った別な椿の句。

やはり蕪村です。

暁の あられ打ちゆく 椿かな    

だって!

かなわんですよ。うまいもんだ。

今日は7日だで。

パートさんのKさんのうちも、孫たちが帰ってしまいとても静かに、寂しくなったとのことです。

我が家もそうでして、玄関の靴も少なくなりましたし、リビングも荷物が少なく、散らかった子供のグッズがまるでありません。

鳥取という故郷の家々は皆そうに違いない。

今日仕事中に孫と電話で話したんだった。

さて、まだ載せてないお菓子があったもんで、しつこく載せます。

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抹茶味押餡台です。

菓銘は「常盤」です。

松の模様で、常に変わらぬ緑といった意味合いです。

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同じものに梅を置くとこんな感じになります。

梅一輪とか春告草とか梅にちなんだ名前をつけるんです。

こういう象徴てきなありようが和菓子です。

和のデザインですねぇ。

そしておなじく象徴的ないさみ鯛です。

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紅白の鯛にして1,500円以上お買い上げの先着50名様に進呈しています。

もう少しあります。

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ちゃんと箱入りで差し上げています。

これって普通の販売価格で400円近くになりますからぜったいお得です。

忙しかった年末でしたが、正月にあたり、長男一家、妹たちと、我が家はにぎやかです。

だが、私と女将は二日、三日と津和野へ行って来ました。

そんな、こんなは徐々に載せます。

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今年はひつじ年なんです。

で、弊店の木型も十二年ぶりに復活して、また、日の目を見ました。

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これは以前婚礼での新作です。

亀甲です。

栗を亀型に抜型で抜いて黒糖羊羹を流し合わせたのがこれです。

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これは鹿の子で竹をあらわしたものです。

「若笹」なんてつけます。

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これは「丹頂」です。

基本は松竹梅と鶴亀なんですよ。

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そうだ、まだ途中だったが仕上げの取材がありました。

今日夕方女将と津和野から帰って来たばかりなので、さらに我が家は妹たち、長男一家の、とくに孫。

さらに飼い猫「もなか」のいじけた態度とか、なんともですよ。

今日は終わります。

年末、様々な来店客があります。

その中で私たちを認めていただける来店客。

これはうれしいですねぇ。

まぁ、もちろん来店の皆さまは認めたので来店していただいたのだとは思いますが。

よく来ていただきました。

なんか忙しくて何とも、といった年末でした。

そのあたりはぼちぼち載せるとして、とりあえず大晦日も時間わずかであれば新年の気持ちになって、このブログでは年賀状登場とということにさせていただきます。

H27年賀状

平成27年、元気が第一です。

いや、いつの時も元気が大切です。

と、思うんです。

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