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                                                                                                 弊店は85年ほどでしょうか、大正時代からいわゆるお菓子屋さんです。 私で三代目。 今四代目に変わろうとしています。 もっとも四代目はしいたけの菌を植えたり、鳥取砂丘のイリュージョンの準備をしたりと‥。 何をしているのか? まあ、そんなもんでしょう‥。 いやいや、今夜の話題は女将です。 画像の「花よりだんご」この文字を書いたのは女将です。 製品の開発をしたのは四代目。                                                                                                      そして女将アート。 朝の散歩のときに千代川の川原で採ってきた花を活けています。 容子アートです。 こんなのをするの、楽しいみたいです。 まあ、要は弊店の関係者すべてが連携して店の形を造るということでしょうか。 楽しくもあり、しんどくもあり、明日はどうしよう? 期待と不安。 不安と期待。 女将のB型楽天人で賑やかに今日も暮れます。 そんな弊店です。                                                                                                      なんかこの画像をここで載せると劇的です。 ここでタラのテーマが流れたら最高です。                                                                               
                                                                                                      寒氷(かんこおり)です。寒い氷。面白い名前です。半製品の名称です。 この名称、名も知らぬ昔の職人はよくぞつけたと思います。 寒天に砂糖を混ぜ入れ、かなり煮詰めて、基本はすりこぎですります。徐々に空気がはいり、そう、すりガラスと考えればいいかと思います。 ようかん舟に流して、固まったあとで、あくる日に金属性の抜き型で抜くわけです。                                                                                                                                                                     これだけでは、もう一つ足りない。色、模様を入れなければなりません。 染物でも使いますが、渋紙を彫刻刀で必要な模様を切ります。 これを利用して模様をいれるのですが、染物の染料にあたるもの、これを作らねば‥。                                                                                                                                                                                                   まず粉糖を用意して、あ、これきちんと粉になったものですよ。粉糖に卵白と酢、わずかの色を混ぜます。よく混ぜます。 これをちょうど染物のように渋紙をあてた上から下敷き状のもので刷りいれるのです。 乾いたら、出来上がりということです。 この作り方を弊店で教えたのは私。現在一番上手に作るのは女将です。 たいていは女将が作りますが、たまに私が作っていると、横から口をだします。 「あぁ、ふ~む。まだ、まだだなぁ。刷りがあまいゎ。」 利口げにのたまいます。 先ほど店を閉め、今色々かたずけているところですが、この時間になると、愛猫もなかが裏の家の二階で窓から顔をのぞかせて今か今かと待っています。さて、行ってやりますか‥‥。
                                                                                               ちょっとブログのネタが切れたかと、思っていた今日のこと。夕方です。ヒゲも目立たぬくらい日焼けした黒い顔。かろうじて黒い枠のめがねをかけてるとわかるその顔が 「こんちわ。」少々低音の挨拶がありました。 澤年彦さんです。現場からの帰りでしょう。シェド建築設計室の社長です。 この設計室のブログ日に50件はあるとのこと。ふーむ?ない、弊店のブログにはそんな多い訪問者はいないのです。 ないから今日も書く。   多くなるように。
                                                                                                                                                                                                鳥取は、山も、海も、温泉も、結構近いところにあります。いつでも行けるとの思いがあるせいか、山、海はめったに出かけません。 今日は配達のついでで、砂丘海岸道路へ足をのばしました。 見慣れた海です。 ほんとは、いまはもう秋、誰もいない海、なのでしょうが                                                                                                                                                                                            35度の猛暑日が続く今年は空に雲はなし、空を映す海は夏の青色です。 乾いた日差しも強いです。 そして、砂浜へ足を踏み入れたとたんに潮の香り。 海ですよ。 波打ち際でのその音。 海です。 (画像クリックで人によっては波音が聞こえます。潮の香りも感じます。)                                                                                                                                                                                               近くの城北高校の生徒さんが来店。 地歴とのこと。地域の歴史を調べる授業か、クラブ? よく聞かないでごめんなさい。 とにかくインタビューを受けました。 「このお店の創業はいつですか?」から始まってエトセトラ、etc.でした。 なんでも、答えたつもりです。 さらに、和菓子の歴史も調べたら?と余計なことまで言った私です。 いやあ、若いっていいですねぇ。 もう一度高校のときへ帰れたら帰りたい。 果敢な、感受性強いときです。
                                                                                                画像は「逢えましたね」をオーブンから出した焼き上がりの姿です。パイ生地のバターの焼けるいい香りがしています。 和菓子屋でバター。そう、四代目の創作です。 世の中はもうUターンが始まっていますが、和菓子屋は忙しいのです。盆は里帰りの人々で街の道路にも車が多いです。                                                                            たくさんの里帰りの人、また里がなくても鳥取へ帰ってこられる方もおられます。 墓参りです。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           「船橋の西部(百貨店)に売ってありましたね。」ご夫婦、と子供さん二人。四人のご家族でした。 お聞きしますと千葉県の船橋に住んでおられるとの事。以前は鳥取、それも弊店の近所に住んでおられたとのことでした。 ただ、今は鳥取には里はなく、でも墓参りに毎年帰鳥されるとのことです。 鳥取の商品が千葉の百貨店へ並んでいたことが嬉しかったとのことで、来店につながりました。 当方にとってもほんとに嬉しい限りです。 また、息子さんと二人、父子で来られた方。 西中を卒業、一中から変わった西高へ入り、今は明石で暮しているとの事です。元気な関西人といった感じの方で、弊店の近所の寺へ疎開をしていたとのことです。弊店には一度寄ってみたかったとのことで、昔話を息子さんは笑顔で黙って静かに聴いて、支払をされました。 「盆」とは昔のことに気持ちを馳せるときかもしれません。

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