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昨日はまんじゅう焦がしましたが、悪いことばかりではないで。
呪われていると思われる昨日のこと、そう、昼頃、電話があったのです。
女将が受けた。
白兎の道の駅付近からかけているとのこと。
どう行けば弊店へ行けるのか、との電話です。
とりあえず市内へ向かって走ってくれと答えた女将です。
「よその人みたい。説明はむずかしいでなぁ。」と言っていたんです。
だが、どうもカーナビが設置されていたみたいで、弊店へ見えました。
女将はほっとしたものです。
女の人でした。
京都の子供のところへ向かっているとのことでした。
里は九州は熊本の阿蘇だとのことでした。
鳥取へ来る前に、温泉津を含めて数泊してるんだとのこと。
で、弊店を訪れた理由なんですが、かって東京に住んでて、某有名店で弊店の「因幡のくりまんじゅう」を購入したとのこと。
これが、きわめて美味しかったので、その表示を捨てないでしまってたとのこと。
二三度同有名店を訪れるも販売してなかったとのことで、その表示を大事にしてたようです。
で、今回鳥取へ来て弊店への来店となるわけです。
む、びっくり、え? そんな感じ。
嬉しいですよ。これは。
熊本ですよ。そこから鳥取ですよ。
「表示、車に積んでいますからみせましょうか?」との言葉。
いやはや、なんとも。
いや、まぁ、製造してて、そんなにうまいのかと思ったりするんです。
なんというか、たいしたもんだ。
ものすごくたいしたもんだ。と、思う。
関係者みんながものすごく喜びました。
台風15号が鳥取をも襲うのかと思いきや、早々と日本海へ抜けていきました。
その分今夜は少々寒いくらいの風が入ってきます。
秋を思わせます。
虫も啼いてる。
画像は早朝部屋からの眺めです。
雲は早めに動いているものの、青空が覗いてた。
青空というのはいいものですよ。
きっと太古の人々もそうだったに違いない。
雨にぬれずに狩猟も出来るし、稲も大きくなるし、寒さからも逃れることが出来る。
現代の我々にとっては、さわやかにすっきりするし。
第一、ドラキュラが出てこない。幽霊も。
網戸を開けたり、また閉めたり、さらに開けたりしてシャッター押していると、鳩が電話線にひょいととまったのです。
二羽でした。
夫婦かなぁ?
近ずいていって、
ちょうどキスするように、相手をいつくしむように毛づくろいを手伝って、
また少し離れて、飛んでいきました。
今日作ったなまものです。
上用まんじゅうで桔梗をこさえました。
和菓子屋はもう秋なんです。
ひと頃よりも涼しくなりましたが、オーブンを使うと工場は暑いです。
和菓子屋は盆が過ぎるとなまももの商品が変わります。
寒天を使った流しものは無くなります。
変わって従来の練切とかになるんです。
「撫子」です。
オーブンを使った焼き物に注文がはいり忙しく、目下なまものはこの「撫子」だけです。
なのに、こんな時にアメリカのお客様でした。
真ん中の女性です。
弊店ですぐに食べたいというので、4代目が冷たいお茶を用意しました。
女将は英語を喋れるわけではないが、右の智頭町の人が間に入りコミュニケーションは結構とれていたようです。
もし私のかたことで対面したら、まるきり伝わらないと思う。
で、私はカメラのシャッター押しただけ。
これからこのアメリカンは佐渡へ行くそうな。
いやぁ、たいしたもんだ。