» お菓子のブログ記事

一週間ほど前の話です。 弊店では珍しく3日続けての休日の日の最後の日です。                                                                    横浜から電話がありました。電話を受けたのは女将でしたが、電話が終わって 「あのなぁ、くりまんじゅうの小麦粉の産地が知りたいだってや。今日午後の三時から六時までの間に電話してってや。」 たぶん小麦粉以外のも知りたいだろうと、以前の書類を調べてメモをして、電話かけました。 相手は若いおとうさんでした。 「子供がおいしいといっておたくのくりまんじゅうをよく食べるんですよ。それでこの原料の産地が知りたいんですよ。特に小麦粉とかの産地です。いま国産ほど怖いんですよ。放射能が関係してる場合があるでしょう?」 わかりました。特に国産のものの産地を調べ分り次第連絡します。と電話を切りました。 女将へ「放射能がこわいけぇ、それで産地を知りたかっただってや。」と言うと 「そうだ、最初に放射能って言っとんさったもん。」 ‥‥‥?   最初に言っとけやなぁ。 とにッ!                                                                     で、22日の月曜日の朝から問屋へ電話です。 「あのなぁ、放射能のことだけどなぁ、小麦粉とか砂糖とか国産もまじっとるがないや。そいで、その産地を知りたいだがないや。で、なるべく早よう連絡してくれいや。」 3日後にはそろいました。 だが、電話を横浜に掛けるもなかなか通じない。どうも会社から帰宅してないようです。 土曜日の朝十時ごろ伝わりました。 で、安心だと伝えました。                                                      鳥取に住んでいて、だからでしょうか、のほほんとしていました。 そうだ、食べる身になってみればそうかもしれない。 いろんな国、産地から原料がきています。 うっかりすれば風評被害も起こします。 これだけ科学も発達しているし、通信手段もさまざまにあるし、早く伝わります。 だのに、なんでか、いろいろと不安な時代です。                                                                                       話は変わりますが、今日民主党の新代表がきまりました。 松下政経塾の一期生でもくもくとした人です。 代表が決まって後「国民のためです。」との言葉。 どうなりますか、こんな党ではあまり期待はできませんが、だからこそ人の気持ちを動かしていただきたいものです。 安心できる国にしていただいたいと思います。 それからもう一つ思うことは、今の時代多くの人がすべてを他のせいにする。 一番楽ですもんね。 でもそれでは、逃げているばかり。                                                                                                  私たち一人一人は総理大臣にはなれなくとも、小さなことでもいい、自分で考えて、少しでいい、行動を起こしましょう。
いやぁ、暑いですよ。 昨日は四代目は徹夜でゼリーを作り、鮎の準備をしてた。 そのゼリーは熱消毒するのですが、オレンジゼリーが難しい。 100%のジュースが去年と変わったんです。 すると、ワシがいけんのです。 あぁ。                                                   それと今日は広島の原爆の日なんですよね。 あの原爆ドームの付近へ行った時、なんだろう?何かが詰まってるというか、充満してるというか、涙が出てきそうになったのを覚えています。 女将には「なんか腹立つよなー。」と照れ隠しか、腹立つといいましたが、悲しみというのでしょうかあのあたりには集まっているような強い感覚がありました。
                                                              キンギョェーェェェ~ェェ、金魚ぅぅ~。 なんて声実際は聴いたこと無い。 でも、聞こえて来そうな感じがします。                                                                                                                         日本の夏ですねぇ。 錦玉です。これって入力すると金玉となるんで、これは別物です。 あしからずごめんなさい。 錦玉というのは寒天と砂糖をもっぱらの原料として煮詰めたものです。 よくぞ付けたりこの名前といった感じ。 おもむきがあります。 日本人はきわめて情緒があるんです。 菓名は「夏の庭」。 見た目涼しいものです。 味は生姜味に仕上げました。                                          盆菓子です。 多くはとんでもないきつい色をつけてスーパーに置いてあります。 最初から食べるなんてことは無視した和菓子です。 弊店のものは食べていただきたくおいしいもので、色も控えて製造しています。                                                                                                             まあ、そう思って作ってますがなかなか認めてもらえないみたいです。 むずかしいところです。 きっと、仏さんはこの盆菓子を供えられたら、にやっと喜ぶんじゃないでしょうか。                                                                                                                                                ましてや今回は、まだ二十代の店舗補佐たおちゃんが製造しましたから爺さんの仏さんは喜ぶに違いない。 食べればおいしいですよ。 なにか鳥取では落雁はまずい、と思われているんですが、ちがう! ちゃんとしたものはおいしいんです。

今日老舗旅館こぜにやさんへ配達したものです。

依頼主は、知り合いのNさんとYさん。

以前から弊店は別々に知っていたのですが、あるとき二人が店に来て

「結婚します。」とのこと。

「え~~~ぇ!?」でした。

で二人の共通の知ってるところが弊店とのことで、来店のはこび。

                            

最初は、あまり金額はかけなくていいとのことでした。

千円ちょっとの予算です。

桐箱ではなく、少し贅沢な紙箱ですますことになり、中に入れるお菓子も手のこんだものはやめました。

それでも、右下には浮島生地に松梅そして鳥取をあらわす白兎。

左上錦玉には松竹梅の笹。つまり竹を配しました。

小さくてもめでたさいっぱい。

寿んでいます。

これですすんでいたんです。

紙箱も用意できた。

掛紙も決まってる。

お菓子も一部準備できた。

と?15日新郎が来店。

「あのーー、もう少しグレードアップできないでしょうか?」

と店から声が聞こえる。

「できません。無理です。」

はっきりとことわる女将。

聞けば新婦のお父さんが、どうも、「高ぁとってもええだけぇ、もうちょっとええもんをしてやりたいわいや。」と言われたようです。

もう日にちがない。

で、女将のアイディア。

あの「逢いましたね」です。

「ちょうどええと思うだが。」というものの、どう形を仕上げるか?

サービス箱にしました。

敷紙に高級感がでるように和紙二枚を使い、これをさらに和紙で包みオリジナルの「寿」シールで止める。

                                              

これで二つ出来てグレードアップ。

だが一つにまとめにゃならん。

やはり因州和紙かな、と、だいたいきまるのですが、これを風呂敷にして、包んでみたがもう一つ。

結果、この紐でくくったらと、紅白のもので新郎新婦の二人がとけないようにとまむすびでくくり、仕上げました。

さて、どんなもんでしょう?

気にいってもらえるでしょうか。

 

婚礼菓子です。 予算は2,000円以内で、兎。 二人は兎歳で、今年も兎年。                                                                         (画像をクリックして下さい。大きくなります。) 予算の関係から、普段の生ものをベースに作ろうときまりました。 とはいえ、画像右の兎さんは今までつくったことないんです。 ニュー白兎。 智頭急行の列車はスーパー白兎。???                                                                                                                               掛紙ですが、いつものように因州和紙です。 新郎、新婦が筆をいれました。 一生に一度ですから、意味あります。 菓子作りにも二人が簡単な部分へ手を加えました。 で、完成。                                                                                            左上の錦玉にも紅い兎をいれてるんですよ。 左下は上用まんじゅうの紅い兎。 右上は練切の白兎。シッポをつけると可愛くなります。 右下は抹茶浮島生地に白兎。 兎がテーマで、やはりめでたい松竹梅を加えて絵にしたんです。 桐の箱に入れて1,600円。 よろこんでいただいたようです。 よかったです。

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